SexPistols40周年で7億円のお宝パンクグッズ焼却

セックス・ピストルズのデビューシングル「アナーキーインザUK」が発売されたのは1976年の11月26日。

その後、世界の音楽シーンをパンクムーブメントが席巻したのはご存知の通り。

まさに、音楽の歴史が変わった日からちょうど40年後。

2016年11月26日のロンドンで事件発生。

セックスピストルズのマネージャーとして知られたマルコム・マクラーレンと、ファッションデザイナーのビビアン・ウエストウッドの息子、ジョー・コー(48歳)が衝撃的なパフォーマンスを強行。

なんと、パンクマニアなら喉から手が出るほど欲しいピストルズの貴重なポスターやレコード、メンバーの私物など500万ポンド(約7億円)の価値があるとも言われるお宝パンクグッズに火を放ってしまったのです!

こちらが、その現場写真。

マルコムとビビアンの息子なので、燃えてるアイテムは当然全て本物。

そしてお宝グッズと一緒に、元イギリス首相のデビッド・キャメロン、ジョージ・オズボーン、外務長官ボリス・ジョンソンそっくりのヌイグルミも一緒に炎上。

一体、ジョー・コーは何故こんなことをしたのか?

「ノスタルジックはパンクの敵だ!!!」

ロンドンのテムズ川で行われたパンクグッツ焼却イベントに集まった群衆に向かってジョー・コーは叫んだ。

ノスタルジックに浸るのはパンクじゃねぇ!!!!

つまりジョー・コーが言いたいのは「70年代のパンクムーブメントの頃を懐かしむのはパンクじゃない」と言うこと。

確かに、それまでの伝統や歴史、カルチャーをぶち壊すことでセンセーションを巻き起こしたパンクにとって、過去にしがみつくのは相容れない行為なのかもしれません。

さらに「パンクは必要のないのもを売りつけるためのマーケティングツールになっちまったんだ」とも言っているので、現在のパンクの在り方について思うことがあったのでしょう。

お宝焼却に批判殺到!!!

しかし、このジョー・コーのパフォーマンスには「グッズを売ってチャリティに役立てればよかっただろ!」と多くの批判が殺到。

さらに元セックスピストルズのベーシスト、グレン・マトロックは

あいつは救世主なんかじゃない

それにアンチキリストでもないし、ただのバカ野郎だ

と否定的。

音楽評論家のニール・マコーミック

この試みはパンクではない

ただの破壊行為だ

どちらが正しいにせよ、7億円のパンクグッズは既に黒コゲ。

パンク好きのあなたは、どう思う!?

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