宝くじの怖い話3「大金は人を変える」
アンドリュー・ホワイテッカーは3億1490万ドルの宝くじに当選。
税金が差し引かれ、一括で1億1340万ドルを受け取りミリオネアとなった。
「自分は神の祝福を受けたのだ」と確信したアンドリューは、慈善事業へ積極的に寄付を行い、自らチャリティ団体を設立。恵まれない人に食料を配給したり、教育を受ける手助けをした。
そんなアンドリューの元には寄付を求める人達が集まった。膨大な数の手紙が届き、その手紙を開封するためだけに3人の人を雇ったほど。
また、直接、彼の家に押しかける人も多く、中には、寄付を断ると自分勝手に怒り出し、彼の家族を脅迫する者もいた。
そのうち、アンドリューは寄付を断った人たちから裁判で訴えられるようになり、何百もの訴訟に対応するため、300万ドル以上の費用を費やした。
徐々にアンドリューはストレスを溜め込み、ギャンブルや女性に依存していく。大金を持ち歩いて女性の気を引こうとするアンドリューは強盗に襲われることもあった。
また、アンドリューは溺愛していた孫娘のブランディに何でも買い与え甘やかした。
15歳の少女に数千ドルのお小遣いを渡し、そのお金に悪い男が群がり、少女はドラッグ中毒になってしまった。
リハビリ施設に入ったが完全に更生させることは出来ず、2年後、ブランデーは行方不明となり、遺体で発見される。
ブランディの死はアンドリューの家族に修復不能な亀裂を入れ、結婚42年目に妻と離婚。
彼は惨めな老後を過ごした…
宝くじの怖い話4「大金に群がる姉妹」
ジェフリー・ダンピアと妻は宝くじで2000万ドルを手にした。
が、夫婦はすぐに離婚し、獲得賞金はそれぞれに分割された。
その後、ジェフリーはクリスタル・ジャクソンという女性と付き合い始め、二人はフロリダに移住。
そこにはクリスタルの二人の姉妹もやってきて、宝くじの当選金で贅沢三昧の生活をおくった。
姉妹に尽くすジェフリーだったが、ある日、ビクトリアに電話で呼び出されると、強面の男が現れ、ピストルを突きつけ金銭を要求した。
ジェフリーは身動きできないよう縛られ、ポケットの中にあった数千ドルを奪われた。
さらに大金を渡すよう要求したカップルは、最終的にビクトリアがジェフリーの頭を撃って殺害してしまった。
ビクトリアと彼氏は逮捕され、終身刑が言い渡された。