アメリカ軍の撤退と武装勢力タリバンの権力掌握によって、アフガニスタンは大混乱に陥った。
8月末、あるアフガニスタンの一家は、アフガニスタンを出国してポーランドへ入国することに成功。新天地での生活をスタートさせたばかりだったが、思いもよらぬ悲劇に見舞われた。
その原因となったのは、避難先で偶然見つけた「キノコ」だった…
アフガン脱出直後の家族を襲った悲劇
父親がイギリス政府と仕事をしていた関係で、一家はイギリス軍の仲介でアフガニスタンのカブールから出国し、8月23日にポーランドへ到着。
家族は首都ワルシャワに近い難民センターに身を寄せて、新天地での生活をスタートさせた。
ところが、ポーランドに到着してから数日後、一家は次々に腹痛や吐き気を訴えて病院へ搬送された。
原因は、難民センター近くの森林で偶然見つけたキノコ。
なんと、一家は広くヨーロッパに自生する「タマゴテングタケ」と呼ばれる猛毒のキノコを食べてしまったのだ。