つい先日、衝撃的な結婚式が執り行われたのは、インド南東部オリッサ州に位置するバリヤン村。
新郎は、まだ1歳になったばかりの幼い男の子。
それだけでも驚きだが、新婦は人間でなくメスの犬…
実は、この異様な結婚式には村に住む部族に古くから伝わる風習が関係していた。
奇妙な風習「除霊婚」とは?
2020年2月23日に行われた「幼い男の子と犬の結婚式」は、この地域に住むサンタル族に古くから伝わる風習に基づいている。
サンタル族の間では「生まれてきた赤ちゃんの最初の歯が、上の歯だと悪霊に取り憑かれているので、災いをもたらす」と言い伝えられてきた。
そこで、赤ちゃんに取り憑いている悪霊を追い払うために、サンタル族の大人たちは大急ぎで幼児と犬との結婚式を執り行うのだ。
なぜ犬との結婚式で悪霊が去っていくのか、詳しい理由は定かではない。
ただ、日本の雛人形を飾る風習も子供の災いの身代わりになってもらうためだと言われているので、何か通じるものがあるのかもしれない。
子供の未来のため輪になって踊る
除霊と聞くと暗くて鬱々とした雰囲気を想像しがちだが、結婚式の参加者たちは色とりどりのドレスで着飾り、子供の幸せな未来を願って太鼓のリズムで輪になって踊る。
あくまでも、この結婚式は除霊の儀式が目的なので、子供が大人になれば人間の結婚相手を迎えることが可能だ。
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