邪悪な何かが取り憑いていると噂される「呪いの人形」に関する事件をお届けするシリーズ。
だが、今回は単純に「呪いの人形」と言い切ることは出来ない。
今、メキシコ南部の都市アカプルコで、キリスト教教会の関係者たちを騒然とさせる異常事態が起きている…
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なんと、アカプルコの農村地帯に暮らす男性の所有していた「赤ん坊のキリスト像」が、2019年に入ってから何度も血の涙を流しているのだ!!!
殺人の都でキリスト像が血の涙
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現地に暮らす42歳の男性は、今回の血の涙事件について、こんな見解を述べている。
「きっとアカプルコの犯罪が増えたからだよ…」
かつて1950年代のアカプルコは、ハリウッドスターも多く訪れる人気のリゾート地だった。
豪華なリゾートホテルや別荘が立ち並び、世界中からバカンスを楽しみ人が詰めかけた。
しかし、2000年代に入ってからは麻薬カルテルの縄張り争いで犯罪発生率が急上昇。
当たり前のように街中で銃撃戦が繰り広げられ、「殺人の都」と呼ばれるようになると、海外からの観光客は激減して、今ではすっかり寂れてしまった…
そんなアカプルコで、赤ん坊のイエス・キリスト像が最初に血の涙を流したのは2019年の元旦。
しかも、これまでに血の涙は4回流れたことが確認されていて、現地のメディアもニュースで報じるほど、大きな話題となっている。
神の涙か?呪いか?ヤラセか?
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冒頭で紹介した男性のように、「犯罪の増えたアカプルコをキリスト様が嘆き悲しんでいるサインだ」と捉える人がいる一報で「あのキリスト像は悪魔に取り憑かれている」「奇跡を利用して信者を虜羽毛とする教会のヤラセだ」と、否定的に捉える人たちも。
教会関係者は、血の涙の真偽を確かめるための鑑定を希望しているが、キリスト像の所有者や近隣に住む人達は「自分たちを犯罪から守ってくれているから渡せない」と、鑑定を拒否。
果たしてキリスト像の血の涙は、神の悲しみか?悪魔の呪いか?陳腐なヤラセなのか?
https://youtu.be/Hp5etwmsS8E
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