髪の毛の奇病「クシでとかせない毛髪症候群」少女のモジャモジャな日常

櫛でとかせない髪型は個性

周りの子と違う髪型に悩んでいたシーラちゃんへ、両親は…

「あなたは特別なのよ!!!」

個性的な髪型を恥ずかしがることはないと背中をおすと、シーラちゃんはフワッフワの髪質を個性として受け入れ、今では自分のオンリーワンなヘアスタイルが大のお気に入り。

髪の毛の奇病「クシでとかせない毛髪症候群」の少女

ですが、この櫛でとかせない毛髪症候群と付き合っていくのは、とても大変。

母親のセレステさんは、毎朝シーラちゃんの頭にスプレーを掛けてから、寝ている間にガッチガチに絡まった髪の毛を、ゆくっりと丁寧に10〜20分ほどかけてブラッシング。お父さんがドライヤーでフワフワにスタイリングするのが日課なんだとか。

自覚のない人も多い!?

アメリカの国立衛生研究所によれば、櫛でとかせない毛髪症候群は子供の頃に症状が現れ、特にシルバーやブロンドの髪色をした子に多いそうで、毛並みの形成に関わる遺伝子の変異が原因だと考えられています。

現在のところ、櫛でとかせない毛髪症候群の有効な治療法はないのですが、成長するに連れてくせ毛が治まっていくケースもあるとか。

髪の毛の奇病「クシでとかせない毛髪症候群」の少女

シーラちゃんの両親も、昨年まで櫛でとかせない毛髪症候群の事は知らなかったそうなので、世界中には自覚がないまま生活している人も多いと考えられています。

こんな奇病と生きる人達も…

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