仕事や私生活の疲労、ストレスでゲッソリしている自分の顔が鏡に映って、ドン引きした経験のある人も多いことでしょう…
もし、笑っている時の顔しか映らない鏡があれば、辛い毎日も少しは明るくなるのでは?
そんな、おとぎ話にでも出てきそうな「笑顔の時しか映らない」ハイテクな鏡が誕生しました。
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笑顔しか映らない鏡「スマイルミラー」誕生秘話
Thanks to @Joi; @JenniferJolly; @pfinette;, Sammy Lee, and Dr. Viswanath for choosing @smile_mirror_; as runner up at #SuperHappinessChallenge; pic.twitter.com/S2jRn91GLr
— Berk Ilhan (@salihberkilhan) 2017年10月21日
「スマイルミラー」は、トルコ出身の工業デザイナーのベルク・イルハンさんが考案した鏡で、その名の通り笑顔のときしか鏡に顔が映らない仕様になっています。
顔認証の技術で鏡の前にいる人の表情を読み取り、「笑っている」と判断した場合だけ映るため、泣いていたり怒っていると、いつまで経っても自分の顔を見ることが出来ないんです。
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ニューヨークの芸術大学で修士号を取得したベルクさんが、スマイルミラーを開発するきっかけとなったのは、親族の女性がガンだと診断されたこと。
「診断を受けた彼女から、ガンであることを告白された時はショックでした。そんな彼女が鏡を見るたびに『自分はガンなんだ…』と考えるのはよくないと思ったんです」
身近な女性がガンに侵されたこ実体験に加え、もう一つ、ベルクさんのスマイルミラー開発のベースにあるのは「表情フィードバック仮説」と呼ばれる心理学の学説なんだそうです…
スマイルミラーでがん患者に喜びを
1880年代にアメリカの心理学者ウィリアム・ジェームズが唱えた「表情フィードバック仮説」は、「悲しいから泣く」のではなく、「泣くから悲しい」という、身体的変化の影響を受けて心情が変化するという考え方。
つまり、鏡を見るために笑顔を作れば、その度に気分が明るくなるだろうと、ベルクさんは考えたわけなんです。
また、笑顔は免疫機能の改善にも繋がり「笑顔が寿命を延ばす鍵」だと主張する学者もいるため、スマイルミラーはガン治療を行っている患者の助けになるのではと、2年の歳月をかけてスマイルミラーは誕生したのです。
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病院への寄付を目標に
ようやく完成した、笑顔しか映らない鏡「スマイルミラー」は、現在のところ限定生産で2000〜3000ドル(約22万~34万円)で販売。
ゆくゆくは、500ドル以下で販売できる体勢を整える予定なんだそうです。さらに売上が上がった暁には、スマイルミラーを病院に寄付していきたいとのこと。
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こんな最新の発明品も!?
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