近い未来…人類は「核戦争」の危機に直面してしまうのか?
これから先のことは誰にもわかりませんが、今から30年以上も前に核戦争勃発を想定して巨大な核シェルターを個人的に建設してしまった男がいたのです…
核戦争の恐怖に怯えた男
話は1970年代に遡ります。
当時は世界を東と西に分けた冷戦の真っ只中で、アメリカのシカゴで電気エンジニアとして働いていたブルース・ビーチさんは、ある恐怖に怯えて過ごしていました。
「もし核戦争が始まってしまったら…」
ブルースさんは最悪の事態を想定し、少しでも安全な場所で暮らそうと仕事を辞めてカナダへ移住します。
カナダの都市トロントから北に100kmほどの場所に位置する、ホーニングス・ミルズ村へ移り住み農家へ転職。
現地で知り合ったジェーンさんと結婚すると、辺り一面緑の広がる農村で一大プロジェクトをスタート。
それは「核シェルター」の建設。
核戦争を想定して都会での生活を捨てたブルースさんは、今から30年以上も前に、個人で核シェルターを作ろうと動き出したのでした。