「どうせ新車を買うなら、猫から買いたい…」
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人生全てを「猫を愛すること」に注いでいるハードコアな愛猫家の中には、こんな願望を抱いている人も、いるのかもしれません。
確かに、車の販売店で契約を担当するオッサンが可愛さで猫に勝てるわけもないし、「にゃぁ」と鳴いたところで不気味なだけ。
でも「猫から車を買う」のは現実的じゃありません。
猫のバスが走るジブリ映画の中なら可能性もあるけれど、リアルな猫が「この新車は燃費も良いし今が買いだニャ」なんてセールストーク出来るわけもなく、パンフレットや契約書もビリビリに破いてしまうかもしれない…
でも愛猫家の皆さんガッカリしないでください!!!
「猫から車を買いたい」願望を叶えてくれる夢のような販売システムが、日本のお隣の中国に誕生間近なんですわ!!!
猫の自動車自販機
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巨大な黒猫が半分顔を覗かせている立体駐車場…
いえ、これは駐車場ではなく、中国国内で誕生目前の「自動車の自動販売機」なんです。
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アメリカの大手自動車メーカーのフォードと、中国で巨大ネットショッピングモールを運営する企業アリババが提携したことで誕生した、自動車販売を手軽にするためのプロジェクト。
これまでの自動車販売と全く異なるのは、販売員と顔を合わせる必要がないこと。
猫の自動販売機で車を買うには、まずスマホアプリをインストール。
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アプリから買いたい車種を選択、もしくは街中で見つけた気になる車の画像を送信すると、最寄りの販売機に試乗を予約。
猫の自販機まで行くと、販売員が出迎えるわけではなく、顔認証で予約を確認し、希望の車が客の前まで運ばれてきて、そのまま試乗することが出来てしまうわけです。
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「試乗したのに買うのを断るのは、ちょっと気不味い…」
みたいな小心者でも、人間と顔を合わす必要のない猫の自販機なら安心。
しかも、最長で3日間も試乗を行うことが可能で、市場価格よりも10%ほど安く購入出来ちゃうそうです。
ただ…
全ての人が、猫の自動販売機から希望の車を購入出来るわけではありません。
利用するには越えなければならない高いハードルが…
金持ち大歓迎!?
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猫の自動販売機を利用するには条件があります。
ショッピングサイトのアリババでスーパーメンバーに登録&承認され、なおかつ社会的信用が高くなければならないのです。
確かに、誰でも自由に使えたら「買う気無いけどレンタカー代わりに3日間試乗」や「シンプルに借りパク」なんて事が続出するのは避けられないでしょう。
そんな心配をする必要が無いほど、資産と社会的地位があって、購入までの時間を短縮したい富裕層へターゲットを絞ったサービスなわけです。
今後、プロジェクトにはフォードだけでなく、アウディ、BMW、メルセデス・ベンツなど他の自動車メーカーが参入を予定しているとか。
ぶっちゃけ愛猫家とか全く関係なかったんですが、今後、中国国内に猫の自動販売機がバンバン建設されていくようなんで、観光がてら巨大黒猫と記念撮影なんてのは、いかがすか?