「これからハイヒールを履いて仕事しようと考えています。宜しいでしょうか?」
部下の男性社員から、突然ハイヒール勤務の許可を求められたら、あなたはどうしますか?
「バカ者!!!」と怒鳴りつけるか?「それはやめておいた方が…」と優しく諭すか?無視するか?
本当に、こんな質問を上司にぶつけたのは、オーストラリアのシドニーで大手銀行に務めるアシュリー・マクスウェル-ラムさん30歳。
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この提案に、女性の上司は快くOKを出し、1年ほど前からアシュリーさんはスーツにネクタイ、ハイヒールでコツコツ出勤し、通常業務から顧客のミーティングまでコツコツこなしているんです。
ハイヒールでみなぎるパワー
「ハイヒールを履くと力がみなぎるんですよ!!!」
別に「男がハイヒールを履いちゃいけない」決まりなんて無いけど、大半の男性はハイヒールを履いた経験がない。
もしかすると、アシュリーさんが主張するようにハイヒールを履いてみたら、エナジードリンクを飲むより力が漲ってくるのかもしれません。
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現在、アシュリーさんは9足のハイヒールをローテーションで履きながら通勤し、ハイエナジーで業務をこなしています。
特に、新しい顧客と会う際には、必ずヒールを履くと決めているそうです。
なぜなら、スーツにネクタイ、ハイヒール姿だと、初対面の相手とも瞬く間に打ち解けることが出来るそうなんです。
そもそも、最初にアシュリーさんがハイヒールを履こうと考えたのは今から1年前のこと。
きっかけは、3人組のフランス人男性がハイヒールを履きながらダンスをする映像をテレビで見たこと。
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「実際にハイヒールを履いて大理石のロビーを歩いたら、今まで感じたことないパワーが漲ってきたんです」
ゲイ・コミュニティからの批判
Gym time!!!! Feel the burn 😝 pic.twitter.com/scSgWYuuMd
— Ashley Maxwell-Lam (@est1987ad) 2016年7月11日
元々、アシュリーさんは、同性愛者であることをカミングアウトしていたが、現在では職場でも気兼ねなくハイヒールを履いて「男性」と「女性」の中間にいる自分を楽しんでいるとか。
ただ、周りからの評判は上々なんですが、同じゲイ・コミュニティの人からは「職場でヒールなんて履いて、ゲイ全体がバッシングされたらどうすんの?」と、嫌な顔をされることもあるとか。
同じ虹のシンボルの下に集った人たちでも、考え方の違いで非難されることもあるようです。
そんなイヤミを言われてもアシュリーさんは特に気にせず、スーツにヒール姿の自分を見て戸惑う人たちのリアクションを楽しんでるそうです。