アマゾンプライムで公開されている「スローイング・ダウン・ファストファッション」は、イギリスの人気バンドblurのベーシスト、アレックス・ジェイムスが「ファッション」と「環境」についての問題点を追求したドキュメンタリー作品。
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簡単に要点をまとめると「石油から作られているチープな服の素材は環境に悪いけど、それでもファストファッションブランドの服を買い漁るの?」といった興味深い内容。
ファッションに興味のあるプライム会員の人には、おすすめの作品です。
この「スローイング・ダウン・ファストファッション」に通じる写真を撮影しているのがカナダ人のリビー・オリバーさん。
ファストファッションへの皮肉
リビーさんの作品がコチラ。
うず高く服の山…その中には人が入っています。
実は、この写真に写っている服は「中の人が買ったけど一度しか着ていない服」なんです。
皆さんも「セールで安いから、とりあえず買ってみたけど、ほとんど着ることがなかった」なんて服に心当たりがあるでしょう。
「アイデンティティ」と「ファッション」の関係性を模索しているリビーさんの写真からは、「1度しか着ていない服の山にも人によって個性が出る」「多くの人が本来必要のないものを消費しながら生活している」ことが、よくわかります。
Photo|chewonthisart.com
リビーさんによれば…
「私は文化の根底にある習慣や境界線に興味を惹かれます。社会の中での人の個性、消費主義の概念を調査することで、無計画な社会を興味深く風刺しています」
Photo|chewonthisart.com
言われてみれば、大昔から人類は常に行き当たりばったりで現在に至っているんじゃないでしょうか?
リビーさんの写真を見て、これまでの自分を悔い改めるのか?
今まで通り無計画に消費活動に精を出すのか?