犬や猫などフワッフワでモッフモフの毛玉生物を見ると、条件反射で飛びついて頭ナデナデ頬スリスリの連続コンボを決めるハードコア毛玉フェチに苦言を呈さなければなりません。
全身を毛に覆われた生物に見境なく飛びつくと、とんでもないしっぺ返しを食らう事もあるのです。
その証拠に、フィリピンの海外に漂着した巨大な毛モジャの生物は、近付いた人々にトラウマを植え付けたのでした…
全長6mの毛モジャ怪物
フィリピン東ミンドロ州の海岸に、巨大な毛玉が漂着したのは2018年5月11日の深夜。
全長6メートルもある毛の塊に、近隣住民も大喜びかと思いきや、そうでもないようで…
「本当に最悪の匂いで吐きそうになりましたよ…風呂に入って気分は良くなったんですが、まだ悪臭が鼻にこびりついています…」
現場で捜査に当たった水産資源局の職員は、あまりの悪臭にうんざり。
さらに匂いだけでなく、現地の人々は毛モジャの怪物に戦々恐々なのです。
「こんな生き物は今まで見たことありません。一体、この死んだ怪物は何なのでしょうか…私の子供たちは怯えています。
きっと東ミンドロ州に大地震が発生するのです。巨大な毛玉の漂着は、災の前触れに違いありません。どうか私達のために祈りを捧げてください…」
2人の子供を持つイメルダさんだけでなく、多くの人が怪物の出現は天災の前触れだと信じているとか。
確かに、深海生物が打ち上げられると、近いうちに地震が発生すると言われますが、今回のケースが、その予兆なのかは…
怪物の正体は…
実は、昨年の2月にも、フィリピンのディナガット諸島に同じような形態をした毛モジャの怪物が漂着。
その時に調査を行った政府当局者は「鯨かマナティーの遺体である」と見解を発表。
現在、東ミンドロ州の怪物は組織をサンプルを分析中とのことですが、おそらくは鯨だろうとのこと。
もし、みなさんの身近な海岸に毛モジャの怪物が漂着しても、迂闊に近付くとトラウマ級の悪臭が襲い掛かってくるので、お気をつけてください。