仮想通貨の魅力は、短期間に価格が乱高下するスリリングな取引に参加できること。
さらに、悪質なハッキングで資産が暴落したり、自分の使ってる取引所が行政指導を受けるなどイベントも盛りだくさん。
ですが、そんなハラハラドキドキな仮想通貨取引にどっぷり浸かり過ぎて、日常生活が破綻してしまう中毒者も正解獣で急増中!!!
スコットランドに位置するキャッスルクレイグ病院では、仮想通貨ジャンキー専門の治療プログラムがスタートしたそうです。
キケン!仮想通貨中毒
Castle Craig has published a #review of the evidence base for its #addiction #treatment programme. Read more: https://t.co/6PsNQe6rAH pic.twitter.com/OY2ziiFDVL
— Castle Craig Rehab (@CastleCraig) 2016年10月6日
キャッスルクレイグ病院では、アルコール中毒、薬物中毒など、様々な中毒患者の治療を提供。
そして新たに登場したのが、仮想通貨取引中毒患者を治療するためのプログラムです。
専門家によれば、仮想通貨取引の中毒は、ギャンブル中毒患者と同系統の行動を取りがちなんだとか。
WorldSpectrum / Pixabay
そのため、これまでギャンブル中毒の治療に行われていた手法を流用して、仮想通貨取引地獄で苦しむ人達を癒やしていくとのこと。
現在の所、仮想通貨取引中毒患者の正確な数は定かじゃないそうですが、世界中では1300万人が仮想通貨を日常的にとりひきしているそうです。
キャッスルクレイグ病院でギャンブル依存のセラピストをしているクリス・バーン先生によれば…
「リスクの高い仮想通貨市場は、興奮と現実逃避を与えてくれるため、ギャンブラーにとっても魅力的に映ります。代表的なビットコインは大きな利益と損益が生じる典型的なバブル状態にあります」
とのことで、治療には元薬物患者や元ギャンブラーなど、中毒患者の気持ちを理解できる先輩方も参加してくそうです。
「私の中毒体験は、同じ問題を抱える人達との共感を与えてくれます。仮想通貨中毒者は今自分のいる世界に満足していないため、別の世界へ脱出する手段として、仮想通貨取引にのめりこむのだと思います」
元コカイン中毒のトニー・マリーニさんが指摘するように、現実逃避で仮想通貨取引を繰り返してる人は、自分の依存症を疑ってみたら?