全身真っ黒の不吉な姿で生ゴミを漁るカラスは、鳥類の中でもトップクラスの嫌われ者…
いくら動物愛護に熱心な人でも、カラスへ無常の愛を注ぐのはハードルが高いんじゃないでしょうか?
黒いし…ゴミ漁るし…鳴き声可愛くないし…
しかし、そんな嫌われ者のカラスの鳥類ヒエラルキーがガラッと変わるかもしれない、予想外のニュースが報じられました。
なんと、6羽のカラスがフランスのテーマパークから職員として内定をもらったそうなんです。
カラスがゴミ清掃

Photo|mirror.co.uk
家族連れで賑わうテーマパークが、なぜカラスを雇うことにしたのか?
実は、雇われたカラスの仕事は「清掃員」なんです。
賢いことで知られるカラスを訓練して、テーマパーク内にポイ捨てされたゴミを識別して清掃させることが目的なんだとか。
この画期的なカラスによるゴミ清掃をスタートさせるのは、フランスのヴァンデ県にある歴史がコンセプトのテーマパーク「ピュイ・デュ・フォウ」。
訓練されたカラスは、テーマパーク内でゴミを拾い、所定の場所へ運ぶとエサがもらえる仕組み。

Photo|mentalfloss
もし、この試みが成功すれば、園内清掃に関するコストを大幅にカットできそうですが、ピュイ・デュ・フォウの責任者ニコラス・デ・ヴィリアーズ氏によれば、別の目論見もあるそうで…
「パーク内を綺麗にするだけでなく、来場者がポイ捨てしないよう意識を高めるのが目的です。環境への配慮をカラスが教えてくれるでしょう」
研究者によれば、カラス人間の識別や道具の使用、グループ内でのコミュニケーションが可能だとか。
日本でもカラスが街のゴミ清掃に一役買うようになれば、人間の見る目も変わるかもね?