メキシコの海沿いの都市プエルト・バヤルタは、美しいビーチを目当てに世界中から年間数百万人の観光客が訪れるリゾート地。
もしかすると、年末年始の旅行先に考えている人もいるかもしれませんが、注意が必要です。
と言いますのも、現在プエルト・バヤルタでは謎の強盗事件が頻発中。

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なんと、被害者は身ぐるみを剥がされ暴行された上に電柱へ縛り付けられ、後頭部に「R」ハゲを刻み込まれてしまうのであります…
証言を拒否する被害者たち
つい最近、メキシコのリゾート都市プエルト・バヤルタで頻発しているRハゲ連続強盗事件に、地元警察も頭を抱えています。

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これまでに、同様の事件が少なくとも10件は確認されているのですが、事件の被害者たちが「何も覚えていない」「証言を拒否する」と、犯行の詳細を話そうとしないのです。
そのため、誰が何の目的で犯行を重ねているのか?Rハゲに何の意味があるのか?詳細は明らかになっていません。
おそらく、犯人グループから口止めさせられているのでしょう。

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唯一、事件の証言を行った被害者によれば、突然、自宅から見ず知らずの犯人グループに拉致られて牧場へ連れて行かれ、そこで暴行を受けたとのこと。
麻薬を巡るギャング戦争との関係性を疑う声も上がっていますが、現状では事件解決への糸口は見つかっていません…
安全なメキシコ旅行へのアドバイス
メキシコでは、ギャングによる勢力争いに多数の一般人も巻き込まれ、殺人発生率が年々上昇。
気軽に旅行を楽しむにはハードルが高いんですが、もし、それでもメキシコ旅を強行するのなら、イギリスの外務英連邦省による「安全なメキシコ旅行へのアドバイス」を覚えておいてください…
- 目的地を徹底的にリサーチし、出来る限り出歩くのは日中だけにする。
- 現地メディアの情報に注意する。
- 信頼できる人に旅行計画を伝えておく。
- 車を運転するときは交通量の少ない道を避け、可能な限り有料道路を使用する。
- 車のロックを心がけ、窓も閉めておく。特に、信号待ちのときは徹底する。
- もし、尾行されたり監視されてる気がしたら、警察署や安全な場所に駆け込む。
- 空港やバスなどの公共機関を利用する際は気を引き締める。
- メキシコシティでは、政府から認可を受けた「シティオタクシー」を利用する。または、ホテルのコンシェルジュにタクシーの配車を頼む。
- 公共交通機関を利用して女性が旅行する場合は、特に注意が必要。都市部のバスでもレイプ事件が発生している。
- バーやレストランで飲食物に薬を混入され、後に強盗や暴行を受けることもあるので、目を離してはいけない。
- 派手な服装や高価なアクセサリー、腕時計の着用を避け、持ち歩く現金やクレジットカードの利用額も制限する。
- ATMで現金を引き出す時や、両替するときは注意する。
- 明確な理由もなく逮捕しようとしたり罰金を課せようとするする警察官には要注意。