軽い気持ちで始まった不倫が、いつの間にか泥沼…裁判沙汰、自殺未遂、一家離散で登場人物全員が不幸に…
そんな不倫から始まった不幸のスパイラルに、終止符を打ってくれるスペシャリスト「不倫終わらせ屋」が、中国で話題になっています!
中国で話題の不倫終わらせ屋
中国の河南省出身のワン・ジェンクシさんには、不倫相手と別れたい男性、夫の不倫を終わらせたい妻からの依頼が、中国各地から殺到しています。
ワンさんの仕事は「不倫終わらせ屋」。既婚男性と不倫関係にある愛人女性を説得して、後腐れなく別れさせるスペシャリストなのであります。
なんとワンさんは、年間800人もの愛人女性を説得して別れさせているそうで、そのプロフェッショナルな仕事ぶりは、中国の主要ニュースメディアでも取り上げられるほど。
なぜワンさんは、愛人説得を仕事にするようになったのか?きっかけは彼女の悲しい実体験にあった…
親子二代で不倫に苦しめられた過去
ワンさんが不倫の辛さを目の当たりにしたのは、自身が幼い頃。ワンさんの父親の不倫によって母親が辛い思いをしているのを側で見ていて、不倫の悪影響を身を以て体験。
やがてワンさんは大人になって結婚したんですが、その夫もまたワンさんの知らないところで別の女性と不倫…そして離婚。
親子二代で不倫に苦しめられたワンさんは、自身の経験を生かして愛人を別れさせる不倫終わらせ屋としての活動を開始したそうです。
不倫を終わらせ幸せな家庭を修復
実体験に基づいて愛人女性を説得して、できるだけ穏便に別れさせ浮気していた夫を家庭に戻すのがワンさんのミッション。
とは言っても、いきなり対象の愛人に近づいて説得に入るわけではありません。
まずは対象の情報を頭に入れ尾行して、趣味嗜好や性格を把握してから、さり気なく近づき、仲良くなって徐々に不倫の話題を引き出して別れるよう説得に入るそうです。
時には、孫子の兵法から着想を得た心理学を駆使したり、別の未婚男性を紹介して浮気相手と手を切らせ丸く収めるなど、ケースバイケースで対応を変えているとか。
ただ、いくらワンさんでも、全ての不倫問題を解決できるわけではありません。状況を分析して別れさせることが非常に難しい場合は、料金を返金して依頼を打ち切ることもあるそうです。
「愛は人を盲目にしてしまいます。この仕事はお金が稼げるだけでなく、幸せな家庭を修復する手助けをすることが出来ます。それが一番のやりがいですね」