かつては冬のファッションアイテムの定番だった「毛皮」に対する意識が、近年、大きく変化した。
PETA(動物の倫理的扱いを求める人々の会)をはじめとする動物愛護団体が、毛皮生産の残酷さを訴え、アルマーニやグッチなどのハイブランドも「今後一切、毛皮を使用しない」と宣言。毛皮反対の機運は、一気に上昇した。
しかし、それでも毛皮産業は衰退したわけじゃない。毎年、約1億頭の動物が毛皮のために殺され、市場規模は数兆円。ファッションアイテムに加工された毛皮は、高額な値段で取引されている…
毛皮産業の闇…檻の中でブクブクに太るキツネ
ヨーロッパで毛皮生産が最も盛んに行われているのが、北欧のフィンランド。ただ毛皮を剥ぎ取るためだけに動物を飼育している毛皮農場が、フィンランド国内には約750ヶ所も存在しているそうだ。
コチラは、ホッキョクギツネの毛皮農場で撮影された画像。
狭い檻の中に閉じ込められたホッキョクギツネは、運動を制限された状態で大量の餌を与えられるため、異常なほどブクブクに太っている。野生のホッキョクギツネと比べると、体重は約5倍。
これは全て毛皮の収穫量を増やし、利益を稼ぐためだ。
足は変形して曲がったまま、皮膚と皮膚の間のヒダは炎症を起こし、感染症で目は真っ赤。檻の中のホッキョクギツネが、尋常で無いストレスを抱えているのは、想像に難くない。
大金払って毛皮のファッションアイテムを買う人がいる限り、このような毛皮農場は無くならない…
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