新型コロナウイルス肺炎の影響で中国人観光客が激減し、日本の観光地や宿泊施設は大きな痛手をっている。
同じく、新型肺炎騒動で深刻な影響が出つつあるのが映画産業だ。
中でも、2020年4月から各国で劇場公開を控えている超大作映画「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」の興行成績には大きな影響が出ると見られ、関係者は頭を抱えているそうだ。
中国で映画館70000館が閉鎖!!
感染力の強い新型コロナウイルスの拡散を防ぐため、中国では映画館が次々に無期限閉鎖され、その数は70000館とも言われている。
この中国の映画館大量閉鎖の影響をモロに受けてしまいそうなのが、007シリーズの最新作「ノー・タイム・トゥ・ダイ」だ。
世界中の映画館で公開されることを想定して莫大な制作費が投じられる超大作は、人口の多い中国市場での成功が全体の興行収入を大きく左右する。
2015年に公開されたシリーズ24作目の「007 スペクター」は、中国だけで6000万ポンド(約85億円)を稼ぎ出しているため、今作でジェームズ・ボンド役を卒業するダニエル・クレイグも、4月の劇場公開に合わせて中国でプロモーションツアーを行う予定だった。
しかし新型肺炎騒動は収束する気配もなく、ダニエル・クレイグの中国行きは中止。
中国の映画館の閉鎖が4月以降も続けば、「ノー・タイム・トゥ・ダイ」の興行収入は想定を大きく下回る可能性も高いと言う。
そして2020年には007と同じく、新型肺炎の影響を受けてしまうかもしれない大作映画が、まだまだ公開を控えている!!!