罪もない人質をとって無茶な要求を叫ぶ立て籠もり事件は、非常に悪質で迷惑な犯罪。
つい先日、これ以上無いほど最悪の立て籠もり事件がインドで発生した。
人質となったのは、誕生日パーティーに参加していた23人の子供たち。
そして立て籠もり事件の犯人は誕生日パーティーを主催した娘の父親だったのだ!!!!!
Photo|dailymail
娘の友達23人を人質に立て籠もった父親
2020年1月30日の夜…
インド北部のウッタル・プラデーシュ州の民家で立て籠もり事件が発生した。
現場となった民家では、その家に住む1歳の女の子の誕生日パーティーが開かれていて、近所に住む23人の子供たちが招かれていた。
この子供たちを人質にとって立て籠もったのが、誕生日の娘の父親サブハッシュ・バサムだったのだ。
すぐに警察が駆けつけて投降するように説得を試みたが、サブハッシュは拳銃で威嚇射撃しながら、人質の子供1人につき1000万ルピー(約1500万円)の身代金を要求。
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さらに…
「俺の殺人罪を取り下げろ!!!」
実は、サブハッシュは殺人罪で逮捕され現在は保釈中だったのだ。
身勝手な要求を突きつけるサブハッシュと警察の説得は平行線のまま時間が過ぎていった。
そして、立て籠もり事件の発生から10時間が経過し、ついに警察は強硬手段に出た…
主犯の父と巻き込まれた母が死亡
立て籠もり事件が発生してから10時間が経過し夜明けが近づいてきた頃、人質となっている子供たちの安全を懸念した警察は、現場の裏口から強行突入。
突入した警官隊はサブハッシュ・バサムを射殺。囚われていた子供たちを無事に救出することに成功した。
しかし、事件はこれで終わらなかった。
身勝手な立て籠もり事件に怒り心頭の地元住民たちも自宅の中になだれ込み、サブハッシュの妻を取り囲むと、事件の責任を追求し、激しい暴行をくわえて殴り殺してしまったのだ。
最悪の立て籠もり事件は解決したものの、1歳の誕生日に両親が殺されてしまった娘が不憫でならない…
こんな海外で発生した最悪の事件も…
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