「ウォシュレット」「便座ヒーター」「音姫」など、人類(特に日本人)はトイレを快適に使用するために知恵を絞り技術革新に心血を注いできました。
しかし、そんなトイレの歴史と逆行するアイデアを発表したのはイギリス人エンジニアのマハビール・ギル氏。
「トイレの中で居眠りしてる人を目撃したり、公衆トイレの行列にイライラした経験をもとにデザインしました」
マハビールさんが考案した通称「スタンダードトイレ」は、見た感じ一般的な洋式トイレとほとんど変わらない。
ですが、使う人に優しくないネガティブなアイデアが盛り込まれているのです!!!!
嫌がらせトイレで逆働き方改革!!!
マハビール氏考案「スタンダードトイレ」の最も注目すべきポイントは「便座の角度」です。
便座がお尻から太ももにかけて13度の角度で傾斜しているので、わざと座りにくいデザインになっているのです!!!!
当然、この傾斜のついた便座では足に負担がかかるので長時間座っているのが辛い…
そのため、トイレの個室に籠もってスマホゲームやネットニュースで時間を潰すのが難しくなってしまうのです。
「一般的な便座は水平なので、ユーザーは快適に長時間座ることが出来ます。しかし、これは望ましいことではありません」
マハビール氏は、現在のトイレが快適過ぎるあまり、意味もなく長時間トイレに籠もって仕事をサボる労働者が多いので、企業は多大な損失を被っているのだと主張しています。
「イギリス国内だけでも、労働者の休憩にかかるコストは年間で40億ポンドと推定されます。従業員の労働時間を最大限に引き出したい企業には大きな財産となるでしょう」
確かに、労働者のケツを引っ叩いて働かせたい経営者には嬉しいトイレかもしれませんが、これでは「逆働き方改革」なので、世間の反応はあまり宜しくありません…