1986年4月26日
ソビエト連邦のチェルノブイリ原子力発電所で原子炉が暴走した結果、世界最悪の原子力事故が発生。
放射性物質が拡散した結果、4000人以上が死亡して、周辺に住んでいた数10万人もの住民たちは移住を余儀なくされた。
悪夢の大惨事から33年…
チェルノブイリ周辺の立ち入り禁止区域を研究している科学者チームは、この地域で実験的に栽培されている穀物と水を原料とするウォッカ「アトミック」を製造し一般に向けて販売していくことを決めた。
科学者が「チェルノブイリ産ウォッカ」を商品化
イギリスのポーツマス大学ジム・スミス教授のチームは、1986年の事故以降、チェルノブイリ周辺の土地が、どのように回復していくかを研究している。
「既に人が住むことを許可された地域もありますが、ほとんど農業は再開されていません。事故から33年が経過して、ようやく安全な作物を栽培できるようになってきました」
ジム・スミス教授のチームは、チェルノブイリで育った穀物を使用して、周辺諸国で需要の高いウォッカの製造を開始。
穀物を分析すると、微量の放射能元素が含まれていたため、蒸留する際に徹底的に不純物が除去された。
「このウォッカが他の製品より放射能が高いわけではありません。最先端の放射分析研究所で検査してもらいましたが、アトミックウォッカからは問題が発見されませんでした」
チェルノブイリの経済発展を支援
このように誕生したアトミックウォッカは、1986年の大惨事以降、立入禁止区域で生産された最初の消費者向け製品。
2019年末までに500本を製造し、チェルノブイリを観光で訪れる人達に販売していく予定だとか。
「チェルノブイリの経済発展を支援するためにも、安全で品質の高い商品の開発を目指しています」
アトミックウォッカを商業的に販売することで、利益の大部分を事故の犠牲者やコミュニティを支援するため寄付される予定で、地元当局もアトミックウォッカの商品化を歓迎している。
https://youtu.be/6F7H4kknmO0
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