イギリスのマンチェスターに住む55歳のジョアンさんは、末梢動脈疾患が原因で、左足を切断することになってしまいました。
末梢動脈疾患とは、足の動脈が狭くなったり詰まってしまい、血液の流れが悪くなってしまう病気。
治療によって改善することもあるそうですが、ジョアンさんは左足の先を手術で切断しなければならない…
「切り落とされた自分の足が、捨てられて腐っていくのは嫌なんです」
自分の皮膚をハンドバッグにリメイク
ジョアンさんは、切断された後の足について考えているうちに、一つのアイデアを思いつきました。
「左足の皮膚を使ってハンドバッグを作ろう!!!そして一生大切にしよう!!!」
どんなハンドバッグに仕立てるか、ジョアンさん直筆のデザイン画がコチラ…
とてもシンプルなバッグだけれども、使用するのは人間の皮膚…
「左足の皮膚からハンドバッグを作るのが、最も論理的だと思うんです。一般的なレザーのバッグと基本的には同じですからね。ただ私自身の皮膚を使うだけです」
確かに、誰かに直接的に迷惑をかけるわけじゃないし、失ってしまった左足の悲しみも、少しは癒えるかもしれませんが…
報酬40万円でバッグ職人募集!!
ジョアンさんは、この前代未聞の計画を実現させるため、ファッション関連の職人を募集するオンラインサービスsewport.comにプロジェクトを公開。
「私は末梢動脈疾患により、左足下部を切断することになります。手術後も失った左足を保存する方法について考え、ハンドバッグにするアイデアを閃いたのです。
狂ってると思うかもしれませんが、私の足なんです。自分の足が腐っていくなんて考えたくないんです。自分の体の一部を守りたいだけなんです」
自分の切断された足の皮膚からハンドバッグを仕立ててくれる職人を募集したジョアンさんは、報酬として3000ポンド(約43万円)を支払うとのこと。
何かと倫理的な問題や法律的な問題も気になりますが、果たして、ジョアンさんの切断された左足から「ヒューマンレザーのハンドバッグ」は誕生するのか!?
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