妖怪や怪物、オカルト愛好家の人たちにとって、魅力的なお宝がイギリスのオークションに出品される。
それは、19世紀に作られた「吸血鬼ハンターセット」だ!!!
超豪華!吸血鬼ハンターセット
19世紀イギリスのヴィクトリア朝時代に作られた吸血鬼ハンターセットが、イングランドで開催されるオークションに出品される。
重厚な木箱の中に入っているのは、十字架、ポケットサイズの小型ピストル、聖書、キリストの復活を描いた楕円形のエナメル画、象牙に彫られた狼、ロザリオ、鮫の歯が入ったボトル、内容物不明の小瓶、銀のポケットナイフ、ペンチ。
吸血鬼ハンターセットには説明書が入っていないため、吸血鬼の基礎知識をもとに使い方を想像してみよう。
十字架やロザリオは吸血鬼が嫌がる定番アイテム。聖書やエナメル画は、吸血鬼退治に神の御加護を得るためか?
内容物不明の小瓶の中には、聖水が入っていたんじゃないかと思われるが、吸血鬼にぶっかけてみるまで分からない。
吸血鬼は銀を恐れるので、小型ピストルは銀の銃弾を撃ち込むため、銀のポケットナイフは吸血鬼を倒した後に首を切断、ペンチは吸血鬼の牙を抜く。
鮫の歯は自分の歯に取り付けて、吸血鬼になりきって油断させるものではないだろうか…
保存状態も良く、これだけ色んな吸血鬼対策グッズが詰め込まれたお宝セットの気になる落札予想価格は?
注意!吸血鬼ハンターセットは偽物も多い
すでにネット上では現代の吸血鬼ファン達から大きな関心が集まったお宝セットの落札予想価格は2000〜3000ポンド以上、約27〜40万円くらい。
こちらは出品者のコメント。
「私は、この吸血鬼ハンターセットの由来について、ほとんど知りません。3年前に大きなアンティーク市で購入しました。ゴシック調の箱に惹かれて購入して以来、良い話のネタになりました」
今回出品されたものはオークション主催者のお墨付きだが、世の中に出回っている吸血鬼ハンターセットの中には「19世紀に作られた」と言われていても、鑑定すると1970年代以降に作られたレプリカも多いらしい。
もし、日本で同じような吸血鬼ハンターセットを見つけても、じっくり吟味しないと吸血鬼と戦う前に痛い目を見てしまうぞ!!!