ロールプレイングゲームには、よく呪われたアイテムが登場して、装備するとステータス異常を引き起こします。
現実の世界でも、悪霊が取り憑いているなどと噂される美術品が存在し、高額で取引されることも…
イギリスで開催されるオークションへ、映画ファンも注目する「いわく付きの鏡」が出品されることになりました。
タイタニック号船長の幽霊が取り憑いたお宝
これはお宝に関する本当にあった怖い話…
こちらの細工が施されたシルバーフレームの鏡は、約100年ほど前につくられたものなんですが、毎年1回、この鏡の中に亡くなった人物が姿を現すと、言われています。
その亡くなった人物こそ、あの豪華客船タイタニック号が沈んだ際に舵をとっていたエドワード・ジョン・スミス船長なのです…
沈没した日に船長の顔が映る鏡
1912年4月14日23時40分…
イギリスの豪華客船タイタニック号は、北大西洋で氷山と衝突し、約2時間40分後に沈没してしまいます。
この時、1500人の乗客と一緒に、エドワード・ジョン・スミス船長も62歳で帰らぬ人となります。
当時、エドワード船長の自宅でメイドとして働いていたエトワインさんは、船長亡き後に記念の品として、化粧台の上に置かれていたシルバーフレームの鏡を譲り受けました。
船長との大切な思い出の品なのですが、その後、エトワインさんは近親者に気になる発言をしていました。
「年に1回、タイタニック号が沈没した日になると、鏡にエドワード船長が映るの…」
何とも不気味な逸話を持つ鏡は、その後、何人かの手に渡り、現在はデビッド・スミスさんが所有。
それがオークションへ出品されることになったのですが、一体全体いくらで落札されるのでしょうか?
タイタニック号のお宝の落札予想価格は…
「おそらく、タイタニック号に乗る前にも、エドワード船長はこの鏡に自分の顔を映していたでしょう。毎年、タイタニックが沈んだ日に船長が現れるという不気味な伝説は、とても魅力的です」
オークションを担当するリチャード・ウィンタートンさんは、高額での落札に自信があるようで…
「オークションで購入した人は、4月14日に、伝説が本当なのか自分の目で確認することが出来ます。今でもタイタニック号への人々の関心は根強いので、この鏡は1万ポンド(約150万円)を上回るでしょう」
タイタニック号や呪われた美術品に興味のある方は、オークションに参加してみては?