店主「時給7000円で万引きのプロ募集」求人の目的は防犯対策強化

イギリスで、ある求人広告が大きな話題となっています。

「時給50ポンドで私の店から服を盗んでください」

これは、ロンドンで服飾関係のショップを経営する女性オーナーが、人材募集サイト「Bark.com」に投稿したもの。

万引きのプロ募集

簡単に言えば「時給50ポンド(約7200円)払うから、万引きのプロに私の店から服を盗んで欲しい」という前代未聞の人材募集なんですが、女性オーナーの思いは切実です。

万引きのプロを人材募集する理由とは?

「私の店で万引きして、セキュリティの弱点を見つけてくれる専門家を探しています。2013年に店をオープンしてから、過去5年間に大量の商品盗難を経験しています。 特に11月から店は混雑して、全てのお客を監視するのは難しくなります。万引き犯は店の棚から商品をサッと盗んで、毎年、数千ポンドの被害を受けています。小売店経営のオーナーは、この被害を見過ごす余裕がありません」

セールシーズンなどの繁忙期が訪れると、店の混雑に乗じて万引被害が増加します。経営者として万引き対策は死活問題。

そこで、過去の苦い経験を踏まえ、女性オーナーはプロの万引き常習犯の意見を取り入れ、店のセキュリティを強化しようと言うのです。

店主に雇われた万引きのプロは、数週間に何度か彼女の店に来店して商品を盗むのですが「盗んだアイテムのリスト」「盗みの手段やルート」などのレポートを作成が必須。

万引きのプロ募集

これで時給7000円が妥当なのか判断に困りますが「盗んだアイテムのうち気に入ったもの3点プレゼント」の特典も付いているそうです。

店のオーナーは万引きのプロのレポートを参考に「店のレイアウトを変えるべきか?」「監視カメラは正しい位置に設置されているか?」「店のスタッフの対応の仕方」などを考え直したいとのこと。

万引きのプロ募集バズる

「これは奇妙なリクエストですが、私では気付かない防犯の弱点を発見したいのです。もし、あなたが私の店のセキュリティ向上を助けてくれるなら、ご連絡ください」

この人材募集は、たちまちネットで話題となって拡散。

万引き犯募集が掲載されたBark.comは、次のようにコメントを発表。

「我々のウェブサイトには、既にセキュリティの専門家が多く登録しています。 万引きのプロは私達が積極的に提供しているサービスではありませんが、適切なスキルとノウハウを持っている人がいれば、この女性店主の助けになるのかもしれません」

こんな仰天ビジネスも!?

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