日々の練習を積み重ねて健全な肉体と精神を養い、勝利の喜びを仲間と分かち合う。
それがスポーツの醍醐味です。
ですが、そんなスポーツのポジティブなイメージとはかけ離れた「世界一憂鬱」との呼び声高いトーナメント大会が、南米ペルーの都市ジュリアカで毎年開催されています。
一体、何がそんなに憂鬱なのか…?
世界一憂鬱なフットサル大会
世界一憂鬱なスポーツの祭典として逆に注目されるようになったのが、ペルーの「ジュリアカ棺桶カップ」です。
トーナメントで優勝を争う競技はお馴染みのフットサルなんですが、参加チームはペルー南東部プルーノ地方を拠点とする12の葬儀会社オンリー。
別に葬儀会社の社員がフットサルに興じても問題ないのですが、優勝チームに授与されるのは1300ドル(約15万円)相当の高級棺桶。
そして、大会にエントリーしているのも「最後の別れ」「永遠の夢」「安らかに眠れ」「楽園への道」など、棺桶カップに相応しいチーム名がズラリ。
コチラは、先日開催された「棺桶カップ2019」の様子を伝えるニュース番組の映像。
棺桶を担いで「オ〜レ〜オレオレオレ〜」って盛り上がってるのは、日本人的な価値観だと不謹慎にも思えるんですが、そこはアジアと南米の死生観の違いなのでしょう。
高級棺桶の行方は…?
主催者は、来年は更に高価な棺桶を優勝賞品として用意すると約束したそうなんですが、どうしても気になる問題が一つ。
優勝チームの選手5人はゲットした高級棺桶をどうするのでしょうか?
棺桶を5等分することも出来ないし、将来的に5人で仲良く1つの棺桶に入るってことも無理な話。
おそらく可能性が一番高いのは、自分ちの会社で棺桶を売り飛ばして、現金山分けじゃないでしょうか?