【転落】元サッカー女子代表選手が麻薬密売組織の中心人物として逮捕

1984年生まれのフェイ・ダンは、女子サッカーの強豪イングランドのU-19代表選手に選ばれるほど、将来を期待されるアスリートだった。

その後、サッカーを引退したフェイはビジネスでも才能を発揮。飲食店やレジャー施設の経営で成功。2人の子供にも恵まれて、充実した人生を送っているかのように見えた。

逮捕された元サッカー女子代表選手は麻薬密売組織の幹部になっていた

しかし2022年6月にフェイ・ダンはマンチェスター空港で警察に逮捕された。

元女子サッカー代表選手で実業家の彼女には、大規模な麻薬密売に関わっているという容疑がかけられていたのだ!!!

元サッカー女子代表選手は麻薬密売組織の幹部!?

きっかけは、イギリスの麻薬犯罪捜査チームが、暗号化チャットアプリ「エンクロチャット」をハッキングしたことだった。

犯罪者に愛用されるケースが多いエンクロチャットの解析を進めると、大規模な麻薬密輸を行っているグループを発見。

捜査チームは「ベネティック作戦」と名付けて、関わっている人物の特定を開始。アカウント名「スティフ・ニンジャ」なる人物が、周りに指示を出したり取引を主導していたのだが、その正体はあまりにも意外な人物だった。

犯罪組織の中心人物は、元女子サッカーU-19イングランド代表選手だったフェイ・ダンだと特定されたのだ。

さらに、彼女の実の父親マイケル・ダン(66歳)も麻薬取引に関与していることが発覚。

逮捕された元サッカー女子代表選手は麻薬密売組織の幹部になっていた

2022年6月にフェイ・ダンと父親は組織的な麻薬密輸に関与した容疑で逮捕された。

その後に始まった裁判で、フェイ・ダンが麻薬ビジネスに関与するようになった理由などが明らかになっていった…

元女子サッカー代表選手に懲役3年9ヶ月

女子サッカーイングランド代表から実業家に転身して成功したフェイ・ダンだったが、新型コロナのパンデミックでビジネスの収益が急激に悪化。

損失を穴埋めするため、麻薬密輸ビジネスへ関与するようになったそうだ。これまでに培ったビジネスの知識とスキルを活かして、フェイ・ダンは密売グループで金の管理やマネーロンダリング、薬物の生産、密輸などを指示していた。

逮捕された元サッカー女子代表選手は麻薬密売組織の幹部になっていた

裁判ではフェイ・ダンは大規模な麻薬密輸に関して重要な役割を担っていたことが認められ、懲役3年9ヶ月の実刑判決

判決を聞いたフェイは、証言台で号泣したそうだ。

ただ、これで全てが解決したわけではない。捜査チームはフェイ・ダンと父親が収益の大部分を隠していると睨んでいる…