「太っている」=「体調管理の出来ない怠け者」といったレッテルを貼りたがる人もいますが、生活習慣を改めるだけ全ての肥満がで改善できるわけではありません。
エジプトに住むイマン・アフマド・アブドゥラティは、過去25年間、自宅から出たことがありません。それどころか、ベッドから移動することも寝返りをうつことすら出来ない。
その理由は…
イマンさんの体重が500kgを超えているからなんです。
彼女は、この地球上に存在する女性の中で最も太っていると言われていますが、それは健康的な生活を拒んだことが原因ではありません。
体重500kg!世界一太ってしまった肥満女性の半生
イマンさんが生まれてきた時、医者も両親もビックリ。
彼女は生まれた時、既に体重が5kgもあったからです。
日本の女の赤ちゃんの平均体重は、およそ3kgほどなので、イマンさんは誕生の瞬間から群を抜いて大きかった。
そして、成長するにしたがってイマンさんの体重は異常な速さで増えていったのです。
※画像はMailのスクリーンショット
11歳になったころには、体重に身体が耐えきれず一人で立ち上がるのが困難となり、思うように移動することもできなくなってしまいました。
そのためイマンさんは自分で歩いて通学できず小学校からドロップアウト…
この頃から、身の回りのことは家族が付きっきりで世話をするようになったそうです。
さらに追い打ちをかけるように、イマンさんは寄生虫が原因で手足が異常に膨張する象皮病も患ってしまいます。
診察した医師によれば、イマンさんは象皮病の影響によって必要以上の水分を体内に溜め込んでしまい、より一層、体重を増加させているのだとか。
そして寝たきりの生活が長くなり、遂には脳卒中にも見舞われてしまいます…
エジプト政府に支援を要請
現在、イマンさんの体重は500kgを超え、もはや家族だけの介護では手に負えず、エジプトのアブデル大統領にオンラインで医療援助を訴えています。
首都カイロにある軍病院で治療を受けなければ、生命の危険もあるそうです。