「コンプレックスを克服するため」
「皆が羨ましがるような恋人をゲットするため」
「人気投票の順位を上げるため」
美しくなるため整形するのは個人の自由ですし、他人がとやかく口出すのもお門違い。
ですが「整形」を巡って一悶着あったのは、中東の名門サウード家が率いるサウジアラビアでのこと。
なんとミスコンへの出場を予定していた12頭のラクダに整形疑惑が持ち上がり、大問題となったのでした…
ミスコン出場ラクダに整形スキャンダル!
古くからラクダと共生してきたサウジアラビアでは、毎年の恒例行事としてアブドルアズジーズ王ラクダフェスティバルが開催されています。
このラクダフェスは28日間に渡って首都リヤド近郊の会場で催され、ラクダレース、しつけコンテスト、写真展など、ラクダにまつわるイベントが目白押しなわけです。
中でも大きな注目が集まるのは、ラクダの美しさを競うラクダのビューティーコンテスト。
日常の中でラクダと接する機会のない日本人にとって、ラクダの美の基準が何なのか判断しかねますが、コンテストで優勝すると賞金は5700万ドル!!!
日本円で62億円!!!
たとえ優勝を逃したとしても、評価の高かったラクダにはオークションで破格の値段が付けられるとか。
それほどラクダのミスコンでは大金が動くので、悪いことを考えた人がいたわけです。
「整形でラクダの顔をイジっちゃえば優勝狙えるんじゃないの?」
って安易な思いつきでラクダの顔にボトックス注射を打ち込んで、ミスコンにエントリーした飼い主がいたそうですが、事前にバレて大問題に!
コンテストのルール規定では「クチビルに薬品を注入する」「毛を剃る」「毛を染める」などを禁止していたそうで、整形スキャンダルが発覚した12頭のラクダは失格処分に…
今回、このような問題が発覚したため、来年以降は不正に対する取締が更に強まるとも見られているとか。
王の名前を掲げたラクダフェスで不正を働いた人に、どんな厳罰が下されるのか考えただけでも…