これまで、どれほどの数の女性が大切な指輪をなくして涙を流したことでしょうか…
カナダのアルバート州に住む84歳のマリー・グラムスさんも、そのうちの一人。
婚約指輪の奇跡
1951年に旦那のノーマンさんと結婚した時に貰った婚約指輪は、肌身離さず大切にしていたのですが、2004年に畑で草むしりの作業していた時、いつの間にかマリーさんの左手からは指輪が消えていました。
そこら中を必死に探したそうですが、指輪はどこにも見つからず、マリーさんはショックで数時間泣き崩れたとか…
マリーさんは夫に指輪をなくしたことを言い出せず、似たような安物の指輪を購入してごまかしたんですが、その事を秘密にしたまま、5年前に夫のノーマンさんは他界。
「もう、二度と主人から貰った指輪は見つからないだろう…」
と諦めていたのですが、畑で指輪をなくしてから13年。
思いもよらぬ形で、婚約指輪はマリーさんの左手にカムバックしたのです!!!
畑から指輪をしたニンジンを収穫
今年8月、かつてマリーさんが指輪をなくした畑で、義理の娘のコリーンさんが夏野菜を収穫していた時、形のおかしなニンジンを発見。
よく見ると…
不格好なニンジンが指輪をはめているじゃないですか!?
「もしかして…」と思ったコリーンさんはマリーさんに訪ねました。
「コリーンに『畑で指輪をなくしたことある?』って聞かれて、『なんで知ってるの?』と答えたら、大笑いされたの」
「うちの農場に住んでいて、女性物の婚約指輪をしてたのは、亡くなったおばあちゃんか、義理の母のマリーしかいないから、どちらかの指輪だとわかったのよ。
でも、こんな面白いニンジンには二度とお目にかかれないでしょうね」
もう二度とお目にかかれないと諦めていた婚約指輪と、13年後にニンジンの力を借りて再開するとは、まさに奇跡!!
「見つかった指輪は、まだ私の指にピッタリだから、死ぬまでつけるつもりよ。
たぶん、夫もこの事を笑っているはずよ」
畑で指輪をなくした人は、ニンジンを植えておけば見つかるかも!?