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夏が近づき、キンキンに冷えたビールがたまらないシーズンが到来です。
特定の銘柄しか飲まない人も多いですが、変わったコンセプトのビールを飲み比べてみるのも楽しいですよね。
海外では変わり種のビールも多く開発・販売されていますが、つい先日、北欧のスウェーデンでは、かなり斬新な製法で作られた新ビールが登場しました。
それはなんと「下水をリサイクルしたビール」だと言うのです…
最高にエコロジーな「下水ビール」誕生!!
Photo|Instagram
スウェーデンで販売が開始されたビール「PU:REST」は、ストックホルムの醸造所が手がけた新ブランド。
この「PU:REST」が、世界中のどのビールとも異なるのは、大胆に「下水」を利用していること。
もちろん、下水をそのまま使用するのではなく、人間が飲んでも問題ないよう水道水と変わらないレベルまで濾過した上でビールへ醸造。
開発にはスウェーデンの環境研究所、国際的なビールブランドのカールスバーグの協力も仰ぎ、販売にこぎつけたそうです。
水不足問題の意識を高める
下水ビールこと「PU:REST」の開発プロジェクトがスタートした背景にあるのは世界的な「水不足問題」です。
「コスト効率、エネルギー効率に優れたリサイクル水を飲んでもらうには、技術だけでなく人々の感情が問題となります。リサイクルされた水は、普通の水道水と同じくらい安全ですが、多くの人はまだ懐疑的です。世界的にも水不足は深刻な問題です。排水を清潔な飲料水にリサイクルする技術があることを示したいのです」
環境研究所のステファン・フィリプソン氏が指摘するように、どれだけ清潔だと説明されても、目の前の水が下水をリサイクルしたものだと知ったら、飲むのを躊躇してしまう人も多いことでしょう。
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この問題に一石を投じるため、ビールにリサイクル水を使用することで、心理的なハードルを下げて、親しんでもらうのが大きな目的なんだそうです。
醸造所の責任者クリス・サージェソン氏は「生産者も消費者も地球の資源について考えていかなければいけない」とコメント。
この下水ビール「PU:REST」は、レストランやフェス会場でも提供されるとのと。
いつかスウェーデンに行く機会があったら、下水ビールで喉を潤してみてね。
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