とんでもない育児放棄事件が報じられたのは、フランスの町ネルサック。
なんと自宅に9歳の息子を2年間も放置して、ほとんど面倒見ることなく彼氏の家で悠々自適に同棲していた母親が逮捕され、裁判の結果、有罪判決が下された!!!
あまりに酷い育児放棄が発覚
フランスのネルサックの町で低所得者向けのアパートに住む少年に対して、以前から近所の人達は違和感を覚えていた。
親と一緒にいるところを見たこと無いし、いつもお腹をすかせているようで、身なりも見窄らしかった。
少年の暮らしぶりは一向に改善しないため、近所の人達の違和感も「これは育児放棄だ」と確信に変わり、地元の役所に報告。役所から警察に通報が入れられた。
通報を受けた警察が少年の自宅アパートを訪れると、室内は酷い有様だった。
部屋中に缶詰の空き缶やお菓子の袋などのゴミが散乱。電気やガスが止められていて、真冬も真夏も冷暖房が使えない。
そして、親の服や靴は何一つ無かった。
少年への聞き取りで、彼が約2年間たった一人で暮らしていること、母親はほとんど家に戻ってことないことが判明。
こんな悲惨な状況でも少年は毎日学校へ通い、成績も優秀だったことから、先生たちも深刻な家庭の状況に全く気づかなかったそうだ。
当然、少年の母親は警察に逮捕され、育児放棄の容疑で裁判にかけられることになった…
息子を放置して彼氏と同棲する毒親
少年の母親アレクサンドラ(39歳)は、自宅アパートに幼い息子を放置して、約5kmほど離れた場所の彼氏の家で悠々自適な同棲生活を送っていた。
2020〜2022年の約2年間、アレクサンドラは月に1回ほど缶詰やお菓子を差し入れに現れる以外は、ほとんど息子のもとには戻らなかった。
アレクサンドラは育児放棄で裁判にかけられることになったけれど、彼女は容疑を全否定。
「私は息子とはずっと一緒に暮らしていた」
「毎日学校に連れて行っていた」
「何で息子が一人で暮らしてたなんて言ったのか意味が分からない」
アレクサンドラが彼氏の自宅に入り浸って息子を放置していたのは、スマホの追跡データからも明白だったのに…
育児放棄の毒親に有罪判決
その後の裁判の結果、アレクサンドラには育児放棄の罪で懲役1年6ヶ月の執行猶予付き判決が言い渡された。
それでもアレクサンドラは最後まで反省することはなかった。
少年は保護された後に里親に預けられ徐々に立ち直り始めているそうで、母親には全く会いたくないとのこと。