健康のために毎日、一定量の野菜を摂取するのは大変です。
厚生労働省は一日に350グラムの野菜を食べるよう推奨しているが、一人暮らしでインスタント食品やコンビニ弁当中心の食生活を送ってる人にとって、この目標達成は絶望的…
「サプリメント飲めばOKでしょ?」って人もいるでしょうが、野菜食に関する興味深い研究結果が明らかになりました。
【最新研究】毎日野菜を食べるとストレス解消に効果あり!?
オーストラリアにあるシドニー大学で行われた研究によれば「野菜を食べることは体の健康だけでなく、心の健康のためにも重要な働きをしている」そうです。
シドニー大学の研究チームは、6万人のオーストラリア人を対象に「野菜と果物の消費量」「生活習慣とストレスレベル」について調査。
※ストレスレベルは「不安」や「鬱症状」を測る10項目のアンケートで測定。
結果から言ってしまうと、この調査によって「1日に食べる野菜の量が少ない人よりも、多く野菜を食べる人の方がストレスレベルが低い」ことが明らかになったそうです。
具体的には、一日に一食以下しか野菜を食べない人に比べて、3〜4食野菜を食べる人はストレスが12%も低くなるんだとか。
しかも、この野菜によるストレス軽減は、男性よりも女性に効果があるそうで…
女性は野菜のメリットデカい?
野菜を食べるほどにストレスが低くなる傾向は、男性よりも女性に顕著に現れていたそうで、毎日3〜4食の野菜を食べている女性は、平均よりもストレスが18%ほど低かったそうです。
シドニー大学で公衆衛生学を研究するメロディー博士によれば…
「今回の研究では、毎日適量の野菜とフルーツを摂取すると、ストレス解消につながることがわかりました。
これは、野菜と果物を適度に食べることでドーパミンやセロトニンなどの脳内物質が分泌され、幸福を感じ、ストレスは減っていくためです」
また、日本人に当てはまるのかはわかりませんが、ワシントン大学の研究者による調査では「人は外食よりも、自宅で調理する時のほうが野菜と果物を摂取する」ことが明らかに。
このことから、効率よくダイエットするには「自宅で頻繁に調理をすること」が大切なんだそうです。
毎日の仕事や家事で気分が沈みがちな女性は、とりあえず野菜をかじってみてはいかがでしょうか?