重たい荷物を持ち運ぶためにはキャリーバッグや台車なんかが必要不可欠ですが、ゴロゴロと引きずりながら長距離移動する面倒臭さは言わずもがな。
しかし、そんな煩わしさから人類が開放される日は、そう遠くもなさそうです。
ベスパでお馴染みのピアッジオ社開発!!
お洒落スクーターの代名詞Vespaで知られるイタリアのピアッジオ社のグループ会社で、ボストンに拠点を置くピアッジオ・ファスト・フォワード社が、革新的なデリバリー・デバイスを開発した。
それが、こちらの「Gita」と呼ばれるドラム式のキャリーボックス。
Feb02 #gita > #Vespa 's new #robot will carry your groceries > https://t.co/shNCADPIFD > @P_F_F #innovation pic.twitter.com/D7QU0jc7Ra
— Nicolás Novaira (@NicolasNovaira) February 1, 2017
この中に、持ち運びたいものを入れるだけで、Gitaはオーナーの後ろを自動で追跡し、目的地まで重いものを運搬してくれる。
これまでならばキャリーバッグに入れたり、台車に載せて人力で運んでいたものから開放され、常にハンズフリーで移動できてしまう。
こちらがGitaの使用動画
こう見えてGitaは時速は35kmまで速度を上げることが出来るので、徒歩だけでなく自転車移動にも対応。
中にいれることが出来る最大重量は18㎏で、8時間連続使用が可能。
また、マップ上で行き先を指定すれば、Gitaが単独で荷物を目的地にまで届けることも出来てしまう。
仕事の現場で人間をサポート
Gitaの活躍が想定される場所としては、空港、学校、ホテルなど。
ルームサービスの食事や、授業で使う教材など、これまで人が時間をかけて運んでいたものを、代わりにGitaが届けてくれるだろうとピアッジオ・ファスト・フォワード社は開設している。
重たいドリンク類を運んだり...
Storage #robot offers new way to keep track of our stuff https://t.co/7JaJS4bH2u written by: @ASADSYRKETT @Curbed #Gita pic.twitter.com/iOTynaFy6K
— Piaggio Fast Forward (@P_F_F) 2017年1月30日
本体には複数のカメラが搭載されている。
これによって、周りにある障害物を認識したり、万が一、盗難の被害にあった時に犯人を撮影したりすることも出来る。
こちらはGitaのカメラから撮影された映像
今後、半年以内に大学のキャンパスやアメリカの都市でパイロットテストが行われるんだとか。
まだ旅のお供にGitaを連れて行くのは厳しそうですが、仕事のサポートなどではすぐに活躍してくれそう。
労働人口が減少していく日本では、このGitaのようなロボットが導入される日も遠くないんじゃないでしょうか?