大金を払って殺し屋を雇えば、自分の代わりに憎きターゲットを暗殺してくれると思ってる人も多いかもしれない。
けれど、殺し屋を使った復讐が成功するとは限らない。
アメリカでは、ある中年女性が元夫の再婚相手の暗殺を殺し屋に依頼したけれど…
嫉妬の鬼が元夫の再婚相手の暗殺を殺し屋に依頼
アメリカのペンシルベニア州に住むマリリン・ゾウ(56歳)は嫉妬に狂っていた。
離婚した元夫が別の女と再婚したからだ。
この再婚相手の女性と13歳の連れ子の女の子が憎くて仕方がないマリリンは、二人を暗殺することにした。しかし、自分の手は汚したくない…
そんな時にマリリンは一人の殺し屋と知り合った。金次第で殺しを引き受けるという男に、マリリンは再婚相手と連れ子の暗殺を依頼した。
殺し屋依頼したのに…警察に全部バレてた!?
後日「実際に会って計画の打ち合わせをしたい」という殺し屋の提案に乗って、マリリン・ゾウは待ち合わせのニュージャージー州へ向かった。
「前金で21,000ドル(約280万円)払います。再婚相手の女と連れ子の娘の暗殺に成功したら、追加で20,000ドル(約260万円)払うことを約束するわ」
マリリンは待ち合わせ場所に現れた殺し屋に、現金やターゲットの再婚女性と連れ子の写真、暗殺に使うゴム手袋やタオルなどを手渡した。次の瞬間…
「マリリン・ゾウ、2件の第一級殺人未遂容疑で逮捕する」
なんと、てっきり殺し屋だと思っていた男は、実は警察の覆面捜査官。嫉妬の鬼マリリンの暗殺計画は、すでに警察にバレていたのだ!!!
ニュージャージー州マーサー郡の特別捜査チームは、事前にマリリン・ゾウの暗殺計画に関する情報を入手。殺し屋を装ってやり取りを行い、本人の口から暗殺の計画を聞き出すために、打ち合わせをセッティングしたのだ。
その場でマリリン・ゾウは警察に逮捕され、暗殺計画は失敗…
今後、2件の第一級殺人未遂とマネーロンダリングの容疑で裁判にかけられるとのこと。