【LGBT実話】性同一性障害で3回性転換(男→女→男→女)した人の葛藤

リア・クーパーさんが、最初にイギリスで大きな注目を集めたのは15歳の時。

長い英国の歴史の中で「最年少の性転換患者」となり時の人となりました。

最年少の性転換患者

もともとリアさんはブラッドという名の男の子として誕生。

いわゆる性同一性障害で心と身体の不一致に悩みを抱えていたため、医師の診断によって15歳で女性ホルモン注射を受けることが認められ、性別を女性に変えリアとして生きていくことになったのでした。

「私の心は常に女性で、12歳の時に初めて化粧をしてヒールを履いた時も、何も違和感はありませんでした。でも、少年が少女の格好をすることに世間からのプレッシャーは強く、幼いながらもウンザリした気分でいっぱいだったんです。もっと自然体の自分でいたかっただけなんですよ」

性転換したい15歳の少年に対して、イギリス国内では批判が殺到。

しかし、医師たちは性に悩む少年ブラッドの信念を支持して、女性ホルモンの処方を許可したのでした。

性転換で性格に変化が…

念願かなって女性としての人生をスタートさせたリアさんですが、彼女が思い描いていた幸せな毎日を手に入れることは出来ませんでした。

女性ホルモンの注射を打ち始めると、リアさんの精神は不安定になっていきます。

「女性ホルモンの影響で、私は気難しくて怒りっぽい性格になったんです。ママは私をサポートしてくれたけど、実家を出て、お酒と薬で現実を誤魔化すようになったわ。今思えば、大きな間違いでした…」

ドラッグに手を出し付き合っていた彼氏からも酷い扱いを受け、18歳の時には2回も自殺未遂…

さらに戸籍上では女性になっても世間からは本当の女性として認めてもらないジレンマは、やがてリアさんの中で恐怖に変わっていきます。

「私の過去は男の人には重すぎるんです。好きになってくれても、本当の私を知ると離れてしまうんです。
徐々に、私は女性でいても幸せを掴むことが出来ないんだと考えるようになりました…」

そしてリアさんは再び性転換することを考え始めたのです…

再び男性、そして女性に

望んで女性になったのですが、男性でいた時よりも、自分の性別について悩むことが増えてしまったリアさんは、どん底の中で女性ホルモンの注射を中止。

性別を女性から男性に戻し「ゲイの男性」として生きていこうと決意。

18歳の誕生日の後にブラッドとして人生を再々スタートしたのでした。

ですが、この事がきっかけで15歳の少年が性転換することへ反対していた人たちは「やっぱり10代で性別を変えるのは早すぎたんだ!!」と、性転換への慎重論が噴出。

そんな批判に耐えながら男性として生活してきたブラッドさんですが、23歳となった今「もう一度、性別を女性に戻したい」と宣言したのでした。

「男に戻ったんですけど、それは更に私を不幸せにしてしまいました。やっぱり私の心は女性なんです。愛する男性と結婚して、ママとして子育てするのが私の夢なんです」

性転換を繰り返し本当の幸せは見つかるのか?

リアさんの性転換に対しては「国民保険の無駄遣いだ!!」と批判する声も少なくありません。

しかし、彼女は今後の性転換資金は保険に頼らず自分で負担するそうで、近々、約5,000ポンド(約72万円)かけた豊胸手術、来年には性器の変換手術を予定しているそうです。

「もっと慎重に決断するべきだと言う人がいます。でも、あなたは自分のことを本当に理解できていると言いきれますか?

人形で遊んだり、化粧をしなくても、女性の心を持つ人はいます。あなたは自分の性別を誤魔化していませんか?

私も年齢を重ねて、今まで以上に自分についてよく理解しました。私はリアで女性です。もう後戻りはしません」

現在、リアさんはトランスジェンダーの人に向けたビューティーサロンを開店しようと計画中。

果たして、彼女は本当の幸せをつかむことが出来るのでしょうか?

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