「食べ物を落としても3秒以内なら汚くない」
この「3秒ルール」に疑問を抱いたことのある人も多いはず。
「落ちたものは例外なく汚いし、3秒の根拠はあんのかよ!?」
この信じて良いのか悪いのか、かなり曖昧でフワッとした3秒ルールの疑問に、イギリスの科学者がバシっと答えを出してくれた!!
3秒ルールは間違いじゃない!!ただし…
日本の3秒ルールと同様に、イギリスでは「落としても5秒以内ならOKな5秒ルール」が、とくに根拠もないまま広まっている。
この「5秒ルール」を科学的に検証したのが、イギリスのアストン大学で教鞭をとる細菌の専門家アンソニー・ヒルトン教授。
教授の研究チームは、色々なタイプの床に食べ物を落とし、そこに、どれほどの細菌が付着するのかを調査。
その結果を踏まえて、教授はこのように仰っている。
「床に数秒落ちた食べ物は、全くリスクがないわけではない。落ちた食べ物が明らかに泥まみれだったら食べるべきではありません」
ごもっともな意見だ。
泥がついたものは食べるべきじゃないし、泥の上でも3秒ルールを適用していた人は、今日をもって考えを改めるべきだ。
「しかし、明らかに食べ物に何もついていなくて汚れていない場合、科学的に見れば、食べ物に有害な物質が付着した可能性は低い」
つまり教授が言いたいのは、こういうことだ。
何もついていないなら、食べても問題ない。
これは床に落とした食べ物全てを泣く泣く捨てていた人には嬉しい知らせだ。
しかし、これにも条件があると教授は付け加える。
「落とした床から細菌が付着しないわけではありません。私たちが行った研究では「床の性質」「落とした食べ物のタイプ」「床に落ちてからの時間」によって、付着する細菌の数が大きく変わることがわかりました」
アンソニー博士の研究によれば、食べ物が落ちても最も安全なのは「カーペット」で、細菌の付着する数は最も少なかったそうだ。
逆に、細菌が付着する危険が高いのは「タイル」「ラミネート」なんだとか。
すなわち風呂場なんかで落とした食べ物は注意が必要なのだろう。
教授の研究結果をまとめると...
「屋外で地面に落としたのはヤバイけど、カーペットにちょっと落ちたくらいなら早めに食えば問題ない」
ってことだ。
79%の人は落としたものを食べている!?
教授は、この研究結果をイングランドのバーミンガムで開催された若者向けの科学、数学のイベントで発表。
調査では、2000人にアンケートを実施。
「あなたは落としてしまったものを食べますか?」の質問に対して79%の人は「食べている」と答えたとか。
イベントに集まった若者に、教授はこんな言葉を送った。
「長い間なんとなく5秒ルールを採用していた人は、この研究結果を知って、ちょっとは安心できたんじゃない?」
こんな最新の研究結果も!?
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