チョコレートの原材料カカオ豆の産地として知られる西アフリカのガーナでは、日本人の常識を覆すようなエクストリームな葬式が行われているそうです!!!
棺桶ダンスが葬式を盛り上げる!?
お揃いのコスチュームでめかし込んだヒップでクールな一団と、周りを囲む観衆。
お祭り?ダンスコンテスト?
いいえ、こちらはガーナのお葬式を撮影した一コマ。
黒服の一団が担いでいるのは棺桶、その中には本物の遺体が安置されているのですが、大音量で流される陽気な音楽にあわせて男たちはダンスを披露。
日本だけでなく、大概の国や地域では、悲しみに暮れながらしんみりと死者を送り出すものですが、ここ数年、ガーナでは葬式のために家族がダンサーを雇って、棺桶ダンスで故人を陽気に送り出すのが流行しているそうなんです。
棺桶ダンス葬ブームのきっかけ
ダンサーたちが葬式で踊るのはガーナに古くからある文化ではなく、ここ数年に話題となり始めた新興ムーブメント。
注目を集めるきっかけとなったのは、2015年に、あるブロガーの男性が義理の母親の葬儀に参列した時のこと。
そこで棺桶ダンサーを初めて目撃し、その異様な光景を撮影してYouTubeにアップしたところ話題となって、再生回数は60万回を突破。
「これは驚きの体験でしたよ。いい意味で嬉しく思ってます。若い男性たちの素晴らしい才能と棺桶を担ぎながら踊る力強さに感激しました」
と、ブロガー男性の心を揺さぶった光景はコチラ。
この棺桶を担いでダンサーたちが踊りまくる葬式は話題沸騰となり、ガーナではビッグビジネスとなっているそうなんです!!!
さらにTikTokで棺桶ダンスが世界的な注目を集め、ついにフィギュア化されることになってしまいました!!!
棺桶ダンスで商売繁盛
「葬儀の依頼に来た人には、こう質問します。『厳かな式にしたいですか?それとも見栄えの良い式にしたいですか?もしかして、ダンサーをご希望ですか?』ほとんどの人は、ダンサーを希望するよ」
ベンジャミン・アイドゥさんは、ガーナで棺桶ダンスのビジネスを始めたブームの仕掛け人。
最近では男女100人のダンサーを雇用して、ダンスレッスンで優秀な従業員を育成。
さらに、より葬式のエンターテイメント性を向上させるため、ダンサーがパフォーマンスの時に着用する衣装にも、大きな投資を行っているとか。
この棺ダンスがバッチリ決まると、葬式の参列者から歓声が上がることもあるそうなので、改めて、日本との文化の違いに驚かされます。
が、そんな常識をぶち破って「日本初のダンスダンス葬儀社」を起業するなら、今がチャンスかもしれませんよ!?
TikTokの「棺桶ダンスブーム」でフィギュア化
最初に、この記事を書いてから2年ほど経ちますが、2020年になってTikTokで棺桶ダンスが流行。
なんとフィギュア化されて発売されることに!!!