つい先日、中国浙江省で11歳の少年が誘拐される事件が発生し、世間を騒がせた。
11歳のファン君が小学校からの帰宅途中に、何者かに誘拐されたと見られ、母親が警察に捜索を要請。
ファン君誘拐事件の解決に向けて、警察は膨大な数の職員を捜索に動員。
Photo|scmp.com
少年の顔写真や服装に関する情報が公開され、旦那さんが息子の居場所に関する有力な情報に対して「50万元(約800万円)の報酬を支払う」と宣言すると、中国版TwitterのWeiboで全国に拡散。
少年の安否が心配される中、意外な事実が明らかとなる…
母親の狂言誘拐説が浮上
捜索開始から数日後のこと、警察は1本の防犯カメラ映像を発見した。
それは、誘拐事件が起きたとされる日の午後、ある駐車場の防犯カメラにはファン君と母親の姿が映り込んでいたのだ。
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母親はファン君へ、普段乗っているのとは別の車に乗るよう指示。
警察は、今回の事件を母親の狂言誘拐ではないかと疑い、防犯カメラの映像からファン君の乗り込んだ車を割り出し、行方を追跡すると、母親の親戚の家にたどり着いた…
捜索開始から5日後、警察は親戚の家でファン君を無事に保護。
それは喜ばしいことだが、警察は事件の鍵を握っていると思われる母親のチェンさんを逮捕。
取り調べが行われると、意外な犯行理由が明らかになった。