酪農家や牧場で働いている人達にとって、シドニー大学のアレクサンドラ・グリーンさんが発見した研究結果は、とても興味深いはずです。
グリーンさんによれば、牛は「モー」の鳴き声を使い分けて、食べ物や天気に関する会話をしていると言うのです!!!
最新研究「牛は鳴き声で会話してる」説
アレクサンドラ・グリーンさんの研究チームは、ヨーロッパ原産の品種ホルスタイン・フレシアン13頭の鳴き声をマイクで録音。
数百パターンの鳴き声を特別に作成したなソフトウェアで分析して鳴き声の周波を調べていくと、興味深いことが明らかになりました。
牛たちは、様々なシチュエーションで鳴き声を使い分けているそうなんです。
例えば、牛たちが食事中などテンションの上がるシチュエーションでは、深くて響く鳴き声を使いがち。
反対に、悪天候などテンションが下がる時は、音の波長が短い鳴き声を使っているそうなんです。
「牛は社交的で社会性を持つ動物なので、鳴き声で個々の感情を主張している事実は、驚くことではありません。しかし、牛の個々の鳴き声の特徴を分析し、その証拠を明らかにした研究は今回が初めてです」
牛たちが鳴き声で、どこまで情報交換しているかは不明ですが、少なくとも、牛の気持ちがポジティブなのか?ネガティブなのか?は、判別できるとのこと。
牛の声を聞いてストレス無く飼育
今回の研究結果が何に役立つのか?
グリーンさんによれば、牛の鳴き声を分析して感情を理解することで、健康的にストレス無く飼育することが可能になるとのこと。
グリーンさんは人間と牛が普通に会話できることを可能にしたいと意気込んでいるので、牧場の牛たちとオシャベリを楽しむ未来は近いかもしれませんね!!!