「もう美しくて綺麗な観光スポットには飽き飽きだ!!!」
そんな人にお勧めの不気味で怖い観光スポットがあるのは、フィンランド南東部の都市パリッカラ。
なんとこの町には…
一人の男が生涯をかけて製作したキモすぎる彫像作品が大量に立ち並ぶ世にも奇妙な公園が存在するのであります!!!
怖い観光名所に「450体の不気味な彫像」
フィンランドのパリッカラにあるヴェイヨ・ロンクネン彫像公園には、悪夢に出てきそうなキモい彫像作品が450体も立ち並ぶ不気味スポット。
様々な表情、ポーズの彫像の中には、本物の人間の歯を使った作品もあり、見る人によっては気分が悪くなってしまっても仕方がありません。
しかし、そんな大量の不気味彫像を一目見ようと、コロナ前は年間で25000人もの観光客が訪れていたそうです。
気になるのは、この気味の悪い彫像作品群の作者。
実は、ここにある全ての不気味作品を手掛けたのは、2010年に他界したヴェイヨ・ロンクネン(Veijo Rönkkönen)なる人物。
ロンクネン氏は専業の芸術家として活動していたわけではなく、工場で働きつつ、オフの時間を使って作品制作に没頭する、かなりの変わり者だったようだ…
不気味彫像に人生を捧げた男
1944年生まれのヴェイヨ・ロンクネン氏は、10代の頃から地元パリッカラの製紙工場で働き始めた。そして、給料がもらえるようになるとセメントを購入し、彫像作品を作り始めた。
周囲と楽しく過ごすよりも、ロンクネン氏は一人で作品制作に没頭するのを好んだそうです。
やがて、両親や兄弟と暮らしていた実家の周辺には、ロンクネン氏が製作した、奇妙な彫像作品が並べられていった。
その作品が噂となり、見物人がポツポツ訪れるようになったけれど、ロンクネン氏は見物客と世間話をすることも、姿を表すこともない。更に、博物館や展覧会から「作品を貸して欲しい」と依頼が来ても、全てを拒み続けたとか。
2007年、ロンクネン氏の作品は「フィンランディア賞」という、学術的な功績を残した人に与えられる賞の受賞が決まりました。けれど、受賞会場に本人が現れることはなく、彼の兄弟が、本人に代わって出席したそうです。
その3年後、2010年にヴェイヨ・ロンクネン氏は他界。生前に作製した大量の彫像作品は、そのままの姿で残されていて、誰でも無料で見物することが出来ます。
実際にヴェイヨ・ロンクネン彫像公園を訪れた人たちの感想は…
「リアルな人間の歯、冷たいガラスの目玉、様々なポーズの彫像…きっとあなたに悪夢を見せてくれるはず」
「一つ一つの作品が酷く不気味でした。想像力と狂気が渾然一体となった、忘れられないスポットです」
「気味悪く思う人もいるでしょうが、立ち寄って見る価値はあります」
フィンランド旅行の予定を立てている悪趣味な人には、お勧めの観光スポットです。
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