ブラジルの都市サンパウロから沖合33kmほどに位置する絶海の孤島。
ここは、外部の人間が勝手に踏み入ることは許されない、立入禁止の島として知られている。まるでネットで語られる怖い話のようだけれど、これには理由がある。
なぜなら、島内にはゴールデン・ランスヘッド・バイパーと呼ばれる毒蛇が4000匹生息していると言われているため、不用意に近づくのは危険すぎるからだ…
海賊伝説が残る島に大量のゴールデン・ランスヘッド・バイパー
サンパウロ沖に浮かぶ島には、伝説が語り継がれている。
「昔々、ある海賊が財宝を埋めてセキュリティのために毒蛇を繁殖させた…」
その財宝伝説が本当なのか定かではないが、現在、島内には推定4000匹の毒蛇「ゴールデン・ランスヘッド・バイパー」が生息し、この島はスネーク・アイランド、つまり蛇島と呼ばれている。
オーストラリア人の生物学者ブライアン・フライ氏によれば、蛇島に生息するゴールデン・ランスヘッド・バイパーは世界でもTOP10に入るほどの猛毒を持つ蛇で、人間が噛まれると叫び出さずにはいられないほどの激痛を伴い亡くなってしまうとか…
毒蛇ゴールデン・ランスヘッド・バイパーの楽園
そんな危険極まりないスネーク・アイランドは地元当局が厳しく管理しているため、毎年、数名の科学者だけにしか立ち入りが許可されない。
しかし、オーストラリアの女性記者タラ・ブラウンさんは取材許可を取り付け、撮影スタッフと医療の専門家を引き連れて上陸を果たした。
「地元の漁師に話を聞いた時、みんな口を揃えて『考え直したほうが良い、君たちはあの場所へ行くべきじゃない』と止められましたが、冒険ほど興奮するものはありません。厳重に立ち入りが制限された場所で、ゴールデン・ランスヘッド・バイパーの特殊な生態を見ることが出来るなんて最高です」
辺り一面、危険な毒蛇ゴールデン・ランスヘッド・バイパーだらけの島内を取材した貴重な映像がコチラ…