不気味彫像に人生を捧げた男
1944年生まれのヴェイヨ・ロンクネン氏は、10代の頃から地元パリッカラの製紙工場で働き始めた。そして、給料がもらえるようになるとセメントを購入し、彫像作品を作り始めた。
周囲と楽しく過ごすよりも、ロンクネン氏は一人で作品制作に没頭するのを好んだそうです。
やがて、両親や兄弟と暮らしていた実家の周辺には、ロンクネン氏が製作した、奇妙な彫像作品が並べられていった。
その作品が噂となり、見物人がポツポツ訪れるようになったけれど、ロンクネン氏は見物客と世間話をすることも、姿を表すこともない。更に、博物館や展覧会から「作品を貸して欲しい」と依頼が来ても、全てを拒み続けたとか。
2007年、ロンクネン氏の作品は「フィンランディア賞」という、学術的な功績を残した人に与えられる賞の受賞が決まりました。けれど、受賞会場に本人が現れることはなく、彼の兄弟が、本人に代わって出席したそうです。
その3年後、2010年にヴェイヨ・ロンクネン氏は他界。生前に作製した大量の彫像作品は、そのままの姿で残されていて、誰でも無料で見物することが出来ます。
実際にヴェイヨ・ロンクネン彫像公園を訪れた人たちの感想は…
「リアルな人間の歯、冷たいガラスの目玉、様々なポーズの彫像…きっとあなたに悪夢を見せてくれるはず」
「一つ一つの作品が酷く不気味でした。想像力と狂気が渾然一体となった、忘れられないスポットです」
「気味悪く思う人もいるでしょうが、立ち寄って見る価値はあります」
フィンランド旅行の予定を立てている悪趣味な人には、お勧めの観光スポットです。
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