連日の大規模停電の原因「少女が闇に隠れて彼氏と会うため」だった

インドのビハール州に位置するベティア村では、連日連夜、停電が発生。そのせいで盗難被害が多発して村人を困らせていました。

停電が発生して、しばらくすると復旧するのですが、1週間以上も毎晩続くと治安も悪化するし不便でしょうがない。

村人が電力会社にクレームを入れると「電力インフラに問題はない」との回答。

「村人の誰かが故意に、村全体を停電させているんじゃないか…?」

原因を探るべく、数人の村人が調査のために立ち上がった。

連日の停電の原因「少女が闇に隠れて彼氏と会うため」

数人の村人が夜間に見回りを行っていると、いつものように停電が発生。

しばらく闇夜の捜索を続けると、暗闇の中で落ち合っている若いカップルを発見。

何をしていたのか問い詰めると、謎の停電の原因が判明しました。

ベティア村に住む少女プリティ・クマリが、誰にもバレないよう隣村に住む彼氏ラジャクマールと落ち合うため村全体を停電させていたと白状したのです。

なぜ恋人同士が会うのに停電まで起こす必要があったのか?

実は、少女が住むベティア村と少年が住む隣村は敵対関係にあり、少年少女の恋愛が周りにバレたら、大人たちが騒ぎ出し別れさせられるのは明らか。

まさにインド版ロミオとジュリエット状態だったのです。

実際に、停電の中で二人が付き合っているのがバレた際には、彼氏ラジャクマールが村人に囲まれて暴行を受け命からがら逃げ出したそうです。

その後、敵対している2つの村でクマリとラジャクマールの恋愛について話し合いの場が設けられた結果…

「また停電が起きるのも困る」「暴力事件の火種になるかもしれない」

2つの村が話し合った末に「二人を結婚させて丸く収めよう」という結論にいたり、先日、クマリとラジャクマールは地元の寺院で結婚。

村を停電させてまで愛を育んだインドのロミオとジュリエットは、めでたく夫婦となったそうです。