「イギリスのバンドRadioheadのトム・ヨークがドラマに主演」と聞いたら、音楽ファンはギョッとしちゃうかもしれない。
確かに、トム・ヨークはNetflixで配信がスタートした作品「ANIMA」で主演している。
ただ、この「ANIMA」はトム・ヨークの新曲と映像がシンクロした音楽劇で、ミュージックビデオの延長線上にあるような作品。
監督をつとめたのは「マグノリア」「パンチドランク・ラブ」など一癖ある映画を手がけてきた奇才ポール・トーマス・アンダーソン。
1エピソード15分で完結するショート作品だが、Radioheadやポール・トーマス・アンダーソン作品のファンは必見だ!!!
Netflix音楽劇「ANIMA」
物語の始まりは地下鉄の車内。
そこで眠りこける人たちの中に、今にも瞼が閉じてしまいそうなトム・ヨーク…
トム・ヨークの新曲「Not the News」が流れ始めると、居眠りしている人たちの動きとシンクロし物語が進んでいく。
すごく雑に例えればPerfumeのPVっぽい感じ。
またはミシェル・ゴンドリーが監督したDaft Punkの「Around the World」やChemical Brothersの「GO」っぽい感じ。
だから悪いってわけじゃなくて、そういうヒネリの効いたPVが好きな人には、きっと「ANIMA」もハマるはず。
そもそも尺が15分しかないんだから「見ようか?どうしようか?」なんて迷ってるよりとりあえず視聴した方が早い。
ちょっとしたワイヤーアクションぽいのに挑戦してるトム・ヨークも見れるし、仕事帰りで疲れた脳味噌をチルアウトしたい時にはピッタリだ。
だからこそ「ANIMA」を楽しむなら、スマホのスピーカーよりも、それなりのヘッドホンや音響設備の充実した環境で見るのが絶対的にオススメだ!!!