Netflix「ヒーロー・マスク」海外ドラマファンにお薦めのサスペンスアニメ

2018年12月3日よりNETFLIXで世界同時配信がスタートしたアニメ「ヒーロー・マスク」を手がけたのは、日本の老舗アニメ制作会社スタジオぴえろ。

「幽遊白書」「NARUTO」「おそ松さん」など名作アニメの制作を多数請け負ってきたスタジオぴえろだが、これまでの作品と異なるのは「ヒーロー・マスク」がNETFLIX独占配信の完全オリジナル作品なので、テレビ放送がないこと。

全世界1億3000万人のNETFLIX会員に向けた作品なので、昨今の日本のTVアニメとは趣が異なり、作品全体のテイストはシリアスな海外ドラマ、例えば「シャーロック」や「パーソン・オブ・インタレスト」などのに近い。

そのため、日本のアニメファンからの評価は分かれるのかもしれないが、次第に謎が明かされていくクライムサスペンスは一見の価値がある。

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「ヒーロー・マスク」あらすじ

社会の安全を守る警察機構の組織SSCに所属するジェームズ・ブラッドは、上司の指示を無視して街中で発砲するなど、破天荒だがやり手の捜査官。

ある時、ジェームズと旧知の仲だった検察局の女性検事モニカが、誕生日に謎の死を遂げる。

部下だったサラが、亡くなったモニカの遺した資料を整理していると、オフィスの床下に隠されていた、謎のマスクを装着した遺体写真を発見。

モニカの死に疑念を抱くジェームズとサラ、そんな二人の前に変幻自在に顔を変える男が現れた…

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「ヒーロー・マスク」の見所

クライムサスペンスにSF要素が加わった「ヒーロー・マスク」は、作画が美しく萌えやギャグなどが皆無なので、普段はアニメを敬遠している人も楽しめるはず。

監督は「バケモノの子」の助監督を務めた青木弘安氏、キャラクターデザインは「PSYCHO-PASS-サイコパス-」などで作画監督を務めた片桐貴悠氏。

1話が約25分ほどで、初回エピソードは物語の全体像が把握しきれず、物足りなさを感じてしまうかもしれない。

しかし、2話以降でストーリーは加速度的に動き出し、みるみる作品の世界に引き込まれていくことだろう。