Netflixで配信が開始されたオリジナルドラマシリーズ「ザ・ソサエティ」は、特殊な悲劇に見舞われた少年少女達の集団生活を描いたスリラー作品。
映画「(500)日のサマー」「アメイジング・スパイダーマン」の監督マーク・ウェブがシリーズの演出とエグゼクティブプロデューサーを務めていることでも注目のドラマだ。
名作小説「蝿の王」オマージュ
「ザ・ソサエティ」のストーリーのベースとなっているのは、1954年に出版された、イギリスの作家ウィリアム・ゴールディングの名作小説「蝿の王」。
簡単に「蝿の王」のあらすじを紹介しよう。
未来の戦争中に疎開地へ向かう少年たちの乗っていた飛行機が墜落し、南大西洋の無人島に漂着。
少年たちは生き残るために集団生活の規律を定め、助け合いながら救助を待つことにする。
しかし、やがて少年たちの中には派閥が形成され、仲間割れや暴行など悲劇が連鎖していく…
Netflixの「ザ・ソサエティ」は「蝿の王」を現代に生きるティーンエージャーに置き換えた作品となっている。
Netflix「ザ・ソサエティ」あらすじ
アメリカ北東部のニューイングランドに位置する都市ウェストハムは、比較的に裕福な家庭が多い地域だが、街では原因不明の悪臭が問題となっていた。
そんな中、街の高校に通う16歳以上の生徒を対象としたキャンプが行われる。
生徒たちはバスに乗って街を出たが、悪天候で道が封鎖されていたためキャンプは中止となり、予定よりも早く家に戻ることになった。
ところが、街に戻ると大人も子供も姿を消して蛻の殻。
スマホでも誰とも連絡がつかない。ネットも繋がらない。テレビも映らない。そして街の外に出ることもできない。
一体、自分たちの周りで何が起こったのか?
大人の消えてしまった街の中で、少年少女たちは独自に規律を作って生活を始め、元の世界に戻ることを目指す。
しかし、ティーンエージャーだけの集団生活の中でも、権力闘争や派閥争いが繰り広げられていく…
Netflix「ザ・ソサエティ」見所
予告編を見る限りでも、「ザ・ソサエティ」はハッピーでハートウォーミングな作品ではない。
大人の監視から解き放たれ、子供たちの中に眠っていた暴力性が徐々に暴走。
果たしてドラマの最後はハッピーエンドか?バッドエンドか…?
若手俳優ばかりの集団劇なので、日本でも知名度の高い有名人は登場しないが、映画「名探偵ピカチュウ」で新米記者ルーシー役を演じていたキャスリン・ニュートンが主要キャストで出演している。