飲酒運転は、全く関係のない人たちを巻き込んだ、事故を引き起こす可能性のある危険な行為。
ところが、いくら罰則を厳しくして、警察が取り締まっても飲酒運転はなくならない。
そんな飲酒運転違反者に、新しいアプローチの罰則を課すと決定したのは、台湾の南部に位置する高雄市。
その罰則とは「葬儀場の掃除」だ。
飲酒運転の罰は葬儀場の掃除
2021年の年末、台湾の高尾市で1名が死亡、3名が負傷する交通事故が発生。この事故をおこしたドライバーは、飲酒運転だった。
事態を重く受け止めた高雄市のチェン・キマイ市長は「飲酒運転で起訴された者には、葬儀場での清掃活動を義務付ける」と発表。
これは「他者の死を身近に感じることで、飲酒運転の危険性を反省させる」ことが目的だ。
そして先日、飲酒運転で逮捕起訴された11名が、高雄市の葬儀場へ連れて行かれ、遺体安置所や火葬場などの清掃活動を行った。
「自分は冷蔵庫の拭き掃除をしていたんですが、途中で、中に遺体が入っていることに気付いたんです。これまで人の死を身近に感じたことがなかったので、とても不安に思いました…。もう酒を飲んで運転することはありません」
清掃に参加した人のコメント通り、罰金刑や免停よりも、メンタルへの負荷が高いようだ。4時間の清掃作業を終えた11人は、これまでの自分を反省し「二度と飲酒運転はしない」と誓い、葬儀場をあとにした。
こんな海外の変わった罰則も!?
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