1匹の子犬を巡って飼い主に批判が殺到した。
問題となったのは、2022年12月27日にアメリカのフロリダ州マイアミで行われたNBAのマイアミ・ヒート対ミネソタ・ティンバーウルブズの試合中継で、観客席の男性が抱えていた黄色い小動物…
よく見ると、それはポケモンのピカチュウのようにカラーリングされた子犬だったのだ。
この時の動画や画像がソーシャルメディアで拡散すると、ピカチュウ犬の飼い主に対する批判が爆発して大炎上した。
炎上したピカチュウ犬の飼い主に罰金刑
「どう見ても動物虐待だろ!?」
「なんてバカな飼い主なんだ!?」
「飼い主の方を檻にブチ込め!!」
「犬が喜ぶわけないだろ!!!」
ピカチュウ犬の飼い主に批判が殺到。その後、問題の飼い主が発覚した。
ピカチュウ色にカラーリングされた子犬はポメラニアンで名前はザザ。飼い主はエリック・トレスという男性で、なんと子犬専門ペットショップ「ワールド・フェイマス・パピーズ」の経営者だったのだ。
エリックは自分でポメラニアンをピカチュウ色に染めたことを否定。ポケモン好きの妹を驚かせるために、カラーリングを依頼したとか。
「自分で調べた限り、カラーリングは犬の健康を害するものではありませんでした」
エリックは弁解のコメントを発表したけれど、彼の地元マイアミ デイド群では条例で「飼っている動物を染めたり着色してはならない」「人工的に染めた動物の所有、販売、譲渡を禁じる」と定められている。
明らかに条例に違反したエリックには、罰金200ドル(約26,000円)の刑が決定。
問題の多いペットショップ
さらに、エリックが経営するペットショップは、これまでに数々の問題を起こしていることも発覚。
2021年の開店以降、この店で犬を購入した飼い主から「買った犬が病気にかかっていた」などの苦情が多数寄せられていて、マイアミの動物福祉機関も問題視しているそうだ。
しかし、そんな苦情もエリックには届いていないようで、ピカチュウ犬騒動も全く反省していない。
「私達は自由の国に住んでいるんだ。半年もすれば元に戻る」