【陰謀】9.11同時多発テロ事件の6日後に自殺した謎の男の正体は?

2001年9月11日…

アメリカ各地で4機の国内便がハイジャックされ、ニューヨークの世界貿易センタービルと国防総省庁舎に突っ込む「アメリカ同時多発テロ事件」が発生。

9/11: Second plane hits South Tower9/11: Second plane hits South Tower

3000人以上の死者を出し、世界は悲しみと怒りに包まれた。

その6日後の2001年9月17日…

ワシントン州のホテルで、首を吊って死んでいる男性が発見された。

9.11同時多発テロ事件の6日後に自殺した謎の男

9.11アメリカ同時多発テロ事件の6日後に自殺した謎の男
Photo|Facebook

ホテルで自殺した男が、チェックインの時に書き残した名前はライル・ステヴィック。

遺体のすぐ側には、くしゃくしゃのメモが残されていたが、そこに書かれていたのは「Sucide(自殺)」の一言だけ。

そして、折りたたんだ紙の中に160ドルが入っていて「部屋のために」と書き加えられていた。

自殺自体は珍しいことではないが、その後、この一件が大きく注目を集めたのは、ライル・ステヴィックが何者なのか、全く分からなかったからだ。

9.11アメリカ同時多発テロ事件の6日後に自殺した謎の男
Photo|Facebook
 

免許証などの身分証明証を所持しておらず、指紋やDNAのデータベースと照合しても該当者ゼロ。

似顔絵が公開されても、身内が名乗りを上げることはなかった。

この謎の死は、9.11同時多発テロとの関連を疑う声があがり、様々な陰謀論が語られるようになった。

「ライル・ステヴィックは中東出身らしい」

「飛行機のハイジャックに関与していたんじゃないか?」

「テロを手伝った罪の意識に押しつぶされて自殺したんだよ」

その後、ライル・ステヴィックの正体は長い間、不明のままだった。

しかし、自殺から17年後に新たな事実が明らかとなった…

徹底捜査の末に身元が判明

捜査当局は非営利組織「DNA Doe Project」(身元不明の遺体のDNAを調べ、身元を特定して遺族に返還するのを目的とした団体)の助けを借り、徹底的にライル・ステヴィックの身元を調査。

20名以上のボランティアスタッフが、膨大なDNAサンプルの中からライル・ステヴィックにつながる手がかりを捜索。そして、自殺から17年が経過した2018年、ついに彼の親族に辿り着いたのだった。

まだ遺族の意向で、ライル・ステヴィックの本名は公表されていない。

しかし、彼はネットで噂されるような中東系の血筋ではなく、実際にはヒスパニック系とネイティブアメリカン系の混血だと明らかになった。

 

つまり、勝手な陰謀論で同時多発テロ事件と結び付けられていたライル・ステヴィックの汚名は、自殺から17年後に晴らされたことになったのだ。

ただ、それでもライル・ステヴィックの自殺の動機は明らかになっていない。

9.11のニュース映像にショックを受けたことが原因なのか、それとも何か別の理由が…?

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